新たな風味を楽しむ広島アンデルセンのクラフトビール
広島市中区に位置する「広島アンデルセン」が、2025年7月1日に新たなクラフトビール「Hiroshima Bread Beer “the Bread Ale”」(広島ブレッドビア “ザ ブレッド エール”)を誕生させました。このビールは、余ったパンを活用し、そのおいしさを循環させるという独自のコンセプトから生まれたものです。
パンの恵みを活かしたビール作り
本商品のベースとなるのは、広島アンデルセンの人気商品「the Bread」です。このカントリーブレッドは、2020年に開発されたもので、地域に根ざした風味が魅力です。ビールづくりでは、特に料理との相性を重視し、それだけでなく食卓の時間をより豊かにすることを目指しています。
共同開発を手掛けるのは、三次市の「HIROSHIMA NOH BREWERY」。この醸造農家は、自らの栽培した食材を用い、革新的なクラフトビールを生み出しています。彼らのビールづくりにおける経験と情熱が、このユニークなビールの誕生に貢献しました。
風味の調和と季節感
開発には約1年を要し、完成した「ザ ブレッド エール」は、パン由来の小麦の深い風味と、麦芽やホップの自然な旨み、甘み、香りが見事に調和しています。特に、夏には自家製の生ホップを使用し、秋には新鮮な大麦を取り入れることで、時期による味わいのバリエーションも楽しむことができます。
このビールは、苦味が少なく、スッキリとした味わいが特徴です。デンマークの伝統料理「スメアブロ」、さらに魚料理やエビ、卵料理との相性が抜群で、どのような料理とも調和し、食事を彩ります。
ビアパークイベントの開催
8月には「Hiroshima Bread Beer “the Bread Ale”」を中心に楽しむビアパークが、広島アンデルセンのヒュッゲパークで開催される予定です。(詳細は後日公開)。このイベントで、ビールと共に新しい食の体験を存分に味わっていただけます。
料理との組み合わせでより楽しむ
このビールは、そのまま飲むだけでなく、料理との組み合わせで一層楽しさを増します。例えば、デンマークの「スメアブロ」と呼ばれるオープンサンドや、新鮮な魚料理とともに味わうことで、食事が一段と特別なものになるでしょう。家族や友人と集まる食卓に、ぜひ「ザ ブレッド エール」を取り入れてみてください。
地域とともに生きるパン文化
広島アンデルセンは、1967年にオープン以来、「食卓に幸せを運ぶ」を理念に、多様なパンとともにデリカテッセンやワイン、チーズを取り揃え、地域の人々に愛されてきました。新たな「Hiroshima Bread Beer」は、その哲学に基づいて生まれた一品で、今後も地域の食文化や豊かさを感じさせてくれることでしょう。
最後に
これからも広島アンデルセンの挑戦は続きます。新しいビールと共に食卓の楽しさを広げ、地域の特性を活かしたパン文化を大切に育んでいく姿勢に、ぜひ注目してください。この「ザ ブレッド エール」が、みなさまの食卓に新しい息吹をもたらしますように。