モンゴルに生まれた新たな拠点「HAPiCO」
2025年9月26日、モンゴルのウランバートル市に日本ブランド専売店「HAPiCO(ハピコ)」が誕生しました。この店舗は、NEW WIND株式会社が手掛けるもので、幸せ(Happy)と便利さ(Convenience)をテーマにした新たなショッピング体験を提供します。店内には、モンゴル初上陸の日本ブランドを含む食品、日用品、化粧品など約400種類が並び、地域の消費者に新しい選択肢を提供する場となっています。
HAPiCOの特長
HAPiCOでは、ただ商品を販売するだけではなく、訪れたお客さまが楽しめるような工夫も施されています。店舗内にはお菓子の試食コーナーやサンプリングが用意されており、買い物を楽しむ要素が満載です。また、今後はモンゴル市場への進出を考えている日本の企業に対してテストマーケティングの場を提供したり、商品開発のコンサルティングも行っていく予定です。これにより、ウランバートルが日本とモンゴルをつなぐ貴重な接点となることが期待されています。
三菱食品の「からだシフト」も進出
特に注目すべきなのは、三菱食品株式会社が提供する健康食品ブランド「からだシフト」もHAPiCOで取り扱われていることです。モンゴルではこれまで肉や乳製品が主食であり、塩分の多い食生活が一般的でしたが、近年では生活習慣の変化により糖尿病が増加しています。そんな中、「からだシフト」は糖質コントロールや腸内環境を整える食物繊維を含む製品を通じて、地域の健康問題の解決に寄与することを目指しています。
モンゴル市場の現状
2024年のモンゴル経済は、実質GDPが前年比4.9%の成長を見込んでいます。特に都市部であるウランバートルでは、世帯収入と消費が拡大しており、日本ブランドの進出が求められています。このような背景を受けて、HAPiCOの誕生は地域の消費者に新たなライフスタイルの可能性を提供し、さらなる経済成長の一助となることでしょう。
まとめ
HAPiCOの開店は、モンゴルにおいて日本ブランドがさらに普及する期待を抱かせる出来事です。現地の需要にこたえつつ、日本の品質や文化を広めていく新しい試みは、これからのビジネスシーンにも多くの影響を与えることでしょう。今後もHAPiCOが地域の健康や暮らしの向上に貢献し、さらなる成長を続けることを祈っています。また、HAPiCOを訪れることで、モンゴルの消費者がどのように日本の魅力を受け入れていくのか、その様子に注目していきたいと思います。