テクノスカレッジの学生がデザインしたバナーフラッグ
東京都府中市に位置する「府中の森芸術劇場」は、1989年の開館以来、地域の文化スポットとして多くの人々に親しまれてきました。この劇場が迎える大規模な改修に向けて、総合学院テクノスカレッジのデザイン科の学生たちが一寄ったデザイン提案を行ったことが注目されています。
リニューアルオープンに向けた取り組み
府中の森芸術劇場は、30年以上の歴史を有する文化施設。2025年4月に予定されているリニューアルオープンに向けて、テクノスカレッジのデザイン科の学生たちが新たな"ブランドデザイン"を提案し、見事選ばれた2つのバナーフラッグが制作されることとなりました。これは、学生たちの実社会とのつながりを深め、地域貢献を目指す貴重な機会となったのです。
バナーフラッグのデザイン
新しいバナーフラッグは、府中の森公園や京王線東府中駅との導線に沿って、29箇所に掲出される予定です。それらのデザインでは、3つの個性的なホールからの芸術文化の広がりと流れるような音楽のイメージを豊かに表現し、「心の響きが、ここにはある。」「このまちから響かせる」というフレーズも学生のアイデアから生まれました。
デザインを手がけた学生の声
デザインを担当した学生たちの思いは、バナーフラッグに込められています。
- - 稲葉流音さん(デザイン科2年):「心の響きが、ここにはある。」 これは、ホールから発信される芸術文化の広がりを実感させることを意図して、心に触れるようなデザインを表現しました。
- - 鴨下美奈実さん(同上):「このまちから響かせる」というスローガンは、地域の文化を支えることの意義を強調しています。流麗な音楽を感じさせるデザインを通じて、創造性豊かな表現を目指したそうです。
学生たちの取り組みは、実際にリニューアルオープンを迎えるあかつきには、地元の人々や観光客に喜ばれる重要な役割を果たすことになるでしょう。
監修者のコメント
このプロジェクトの監修を行った
加藤淳講師は、学生たちと一緒に社会や地域の課題に取り組むことができ、とても意義深い経験であったと語っています。特に、府中の森芸術劇場のリニューアルに携われたことに感謝し、自己表現であるデザインの力で地域に貢献するチャンスを得たことが嬉しいとのことです。
総合学院テクノスカレッジの紹介
1959年に設立された総合学院テクノスカレッジは、東京都にあるエンターテインメントや創造の分野を学ぶ専門学校です。多様な学科、コースが揃っており、学生たちは自分の専門以外の分野でも学び合い、協力して成長できる環境があります。また、海外の教育機関との交流プログラムも多く、視野を広げる貴重な機会が提供されています。
まとめ
府中の森芸術劇場のリニューアルにあたり、テクノスカレッジの学生たちが手がけたバナーフラッグは、彼らの情熱とクリエイティビティを象徴する作品です。学生たちは、このプロジェクトを通じて具体的な社会経験を持ち、地域に貢献することで、未来のクリエイターとしての第一歩を踏み出しました。次回、府中の森芸術劇場を訪れる際には、ぜひ彼らのデザインを楽しんでもらいたいと思います。