食用バラで社会課題に挑む!山形のローズガーデンプロジェクト
2025年5月1日、山形県村山市からクラウドファンディングによる新しい挑戦が始まります。それは、食用バラを育てることで社会課題に取り組む「ローズガーデン」プロジェクトです。この取り組みを進めるのは、2011年に設立された株式会社バラの学校(代表取締役社長 中井友實榮)。
食用バラの魅力とは?
食用バラは、観賞用ではなく食べられることを目的に育てられた特別なバラです。その美しい花びらはデザートやサラダに彩りを加えるだけでなく、独特の香りと風味から肉料理とも絶妙にマッチします。また、花びらを使って作るローズジャムやローズティーは、普段の生活に花を取り入れられる楽しみを提供してくれます。このように、食用バラは栄養価も高く、ポリフェノールやビタミンC、食物繊維を豊富に含んでいることから、健康や美容を気にする人にも注目されています。
プロジェクトの背景
ナカイローズファームは、食用バラを通じた6次産業モデルや農福連携、教育プログラムなど、さまざまなプロジェクトに取り組んでいます。新規就農者の減少や耕作放棄地の問題を解決するため、食用バラ事業を通じて人材を育成し、日本農業の未来に希望を灯すことが目標です。
ローズガーデンの設立
新たに設立されるローズガーデンでは、心と体の健康を提供することを目的としています。人々が豊かな自然のなかで、太陽の光を浴びながら作業し、土や植物に触れることで、ストレスを軽減し、心身の健康を促進します。また、美しいバラを観賞しながら小鳥や虫たちの声を聞くことで、自然環境への関心を高めるきっかけにもなると期待されています。
バラから学ぶこと
「バラを育てることは、自分を育てること。」これは、中井社長が掲げるメッセージです。バラを通じて得た知識や経験を、多くの人々に伝え、地域に根ざした持続可能な農業を展開することを目指します。
クラウドファンディングの内容
このプロジェクトも、クラウドファンディングを通じて必要な資金を集める試みです。集まった資金は、ローズガーデンの設立に向けた土壌作りや造園費用に充てられます。また、支援者には食用バラを使った商品や体験型のリターンが用意されており、プロジェクトの進行状況を四季折々の山形から発送する予定です。
リターン内容
食用バラを活用した商品には、ノンカフェインのローズリーフティーや、バラのコンフィチュール、特別な体験ができるローズガーデン作り体験などがあります。特に特許を取得したローズリーフティーは、入荷するたびに完売する人気商品です。
具体的な取り組み
これまでの取り組みとしては、次の三つがあります。
1.
6次産業モデル: 栽培から加工、流通まで自社の手で行い、食用バラの価値を高めています。
2.
農福連携: 障がい者福祉の分野と連携し、農業の担い手不足や働く場の確保に取り組んでいることが評価され、名誉ある賞を受賞しました。
3.
教育プログラム: 全国にわたりバラ栽培のプログラムを提供し、次世代のバラ農家を育成しています。
このローズガーデンプロジェクトは、地域活性化だけでなく、社会全体に食用バラを通じた新しい価値観を提案するものです。山形県村山市が薔薇で満たされ、人々が集まる場所として育っていく姿を、一緒に応援していきませんか?