築地で楽しむ、A5ランク和牛の焼きしゃぶ体験の魅力

東京都中央区築地に新たにオープンした「WAGYU STAND」では、A5ランクの近江牛を使用した焼きしゃぶを楽しむことができます。2025年11月6日にスタートしたこの新メニューは、職人による焼き上げを目の前で体験でき、シンプルな岩塩でそのままの旨味を堪能することが特徴です。

焼きしゃぶのこだわり

「WAGYU STAND」の焼きしゃぶは、職人が丁寧にスライスした高品質の近江牛を一枚ずつ焼き上げる、体験型の肉スタンドです。目の前で焼かれる和牛から立ち上る香りは、その美味しさを物語っており、訪れる人々を魅了しています。肉質はきめ細やかで、豊かな旨味が詰まっています。たった5～10分の待ち時間で、焼きたての一品を楽しむことができるのも、大きな魅力です。

本物を知るための体験

近江屋牛肉店の三代目、寺出昌弘さんは、「築地の“目利き”文化を守り、多くの人に楽しんでもらいたい」と語ります。「WAGYU STAND」はただの肉スタンドではなく、五感を使った新しい体験を提供する場です。そこでは、視覚や嗅覚、聴覚までをも楽しむことができ、素材そのものの良さを体感することができます。

お祝いの席にもぴったり

「お肉を選ぶ際には、お客様それぞれのニーズに応じて提案をすることが大切です」と寺出さんはつづけます。例えば、家族のお祝いの際には、どの部位がおすすめかをお客様の状況に応じて提案し、最適な選択肢を考えるのがポイントです。食べる人や料理をする人が最大限に満足できるような配慮を大切にしています。

進化する肉屋

築地の商売は時代の変化に応じて進化しなければならなくなっています。従来の生肉勝負から、館内商品や体験型商品へのシフトなど、近江屋牛肉店も時代に合わせた工夫を重ねています。「WAGYU STAND」ではテイクアウトに加え、飲食スペースも用意されており、気軽に楽しむことができる環境です。これからは、日本だけでなく、海外のお客様にも築地の魅力を知っていただけるよう、ネット通販など新たなビジネスモデルの開発にも意欲的です。