ごまの日と和田萬
2025-11-04 13:12:59

日本の食文化を守る『ごまの日』と和田萬の取り組み

日本の食文化を守る『ごまの日』と和田萬の取り組み



11月5日は「ごまの日」です。この特別な日に、私たちの食卓に欠かせない「ごま」に対する危機的な状況を考える機会として注目されています。近年、日本のごまの自給率はわずか0.1%以下という驚くべき低さで、ほとんどすべてを輸入に依存している現状にあります。これは、食文化の継承に深刻な影響を及ぼす可能性を秘めています。

ごまの危機とは?



異常気象や農業従事者の高齢化といった影響により、これまで当たり前に手に入っていた食材が将来的に手に入らなくなるかもしれません。特に「ごま」は、日本の伝統的な料理に欠かせない食材でありながら、99%が海外からの輸入に頼っています。このままでは、食卓からごまが消えてしまう日が来るかもしれません。

和田萬の責任と挑戦



時代の変化に抗うべく、1883年創業の「株式会社和田萬」は自社でごまの生産から加工まで一貫して手がける老舗のメーカーとして、持続可能な食文化の振興を目指しています。農業を通じて私たちの食文化を次世代に引き継ぐため、さまざまな取り組みを行っています。

自社のごま畑で栽培体験



和田萬では2010年から、自社の畑でごまの栽培を始めています。これは、一般の人々が参加できる農作業体験プログラムを通じて、日本の食文化の大切さを体感してもらうためのものです。参加者は、社内のスタッフと共にごまを種まき、収穫、選別するまでの一連のプロセスを経験できます。また、環境への配慮から肥料にはごまの搾りカスを使用し、循環型の生産を目指しています。

焙煎にこだわった職人の技



さらに、多種多様なごまを自社工場で自家焙煎しており、その焙煎技術がごまの味を決定づけています。「原料3割、焙煎7割」と呼ばれるブレンド率は、焙煎によってごまの持つ香りや旨味が引き出される証拠です。職人たちが手間を惜しまず少量ずつ焙煎することで、均一な火入れを実現し、ふっくらとした甘みのあるごまを生み出しています。

御蔵を改装した店舗「ごま和田萬 萬次郎蔵」



和田萬の本社である大阪市北区には、「ごま和田萬 萬次郎蔵」という直営店舗があります。約300年の歴史を持つこの蔵は、現代的な商業施設に生まれ変わりました。店内では、独自の焙煎技術を駆使した約100種類の商品を取り揃えており、いりごまやごまペーストだけでなく、他の食材とのコラボ商品も多数揃っています。ここでしか味わえない本物のごまの風味を体験することができます。

日本の食文化を支える和田萬の未来



和田萬は、これからも日本の食文化の継承に努め、体に優しい美味しい商品の開発を続けていきます。ごまの自給率を向上させるための挑戦は、食卓に笑顔をもたらす大切な活動の一環です。今後も、世界中に本当の美味しさを届け続けるための努力が続けられます。

私たち自身も、日常の食生活に「ごま」を取り入れることで、日本の食文化を支える一員となれるのではないでしょうか。今後、特に11月5日の「ごまの日」を機にぜひごまに目を向け、和田萬の活動を見守っていきましょう。


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