共立女子大学と住商フーズが手掛ける秋の新商品
東京都千代田区に位置する共立女子大学は、住商フーズ株式会社と共同で「食卓を彩る秋のご褒美惣菜」を登場させます。今回は、農産物を活かした美味しく健康的なお惣菜がテーマとなっています。学生たちが考案した3つの新しいメニューが、11月10日から11月30日まで、関東の西友約110店舗で販売される予定です。
食材の選定と学生発想の彩り
このプロジェクトでは、共立女子大学の家政学部の学生が主に参加し、季節感あふれる食材を使用して独創的な料理を考案しました。使用する主な素材は、「種子島産粗糖」であり、これにより、ミネラル成分を多く含む甘みやコクを引き立てることを目指しています。具体的には、きのこ、かぼちゃ、さつまいもなど秋の恵みが多く使われており、その鮮やかな見た目が食卓を彩ります。
秋の味覚が詰まった3つのメニュー
1.
秋のほっこり鶏ごぼう唐揚げ弁当 - 鶏ごぼう唐揚げには、衣にごぼうを使うことで、風味豊かな味わいに仕上げています。さらに、かぼちゃサラダはホワイトチョコをトッピングし、スイーツのような贅沢感も楽しめます。炊き込みご飯には種子島産粗糖を使用し、優しい甘さが特徴です。
- 価格は、税抜499円(税込538.92円)。販売は関東の一部西友店舗で行われます。
2.
いももちけんぴ - 旬のさつまいもから作られた柔らかい「いももち」に、甘いタレをたっぷり絡め、砕いたさつまいも芋けんぴをトッピング。もちもち感とサクサク感が同時に楽しめる温かいスイーツです。価格は税抜239円(税込258.12円)。
3.
焼き油淋鶏&エビチリ玄米入りDON - 鶏のもも肉を使用した焼き油淋鶏は、揚げずに焼くことでヘルシーに仕上げられています。エビチリは長ネギをたっぷり使ったコクのあるチリソースで味わい深く、玄米入りのご飯が全体のバランスを整えます。こちらも価格は税抜499円(税込538.92円)で提供されます。
学生たちの貴重な経験
このプロジェクトは、共立女子大学の近堂知子教授の指導のもと、およそ4年生の学生6人が「商品開発」をテーマにした卒業演習に取り組む形で進行しました。学生たちは自己の知識を生かし、実際に市場のニーズを観察しながら、様々な試作を重ねることで、商品化に向けて一歩一歩進んでいきました。日々のディスカッションやフィールドワークを通じて、理論だけではなく、実践的なスキルも身につけることができたのです。
今後の展望
住商フーズと共立女子大学は、2022年から連携協定を締結し、農産物や調理に関する新たな取り組みを進めています。また、この「種子島産粗糖」プロジェクトは、教育の枠を超えた商品開発の重要性を見据え、地域社会への貢献を目指しています。今後も、両者が共同で生み出す魅力的な食文化に期待が高まります。
この秋、新たな味覚を楽しむために、ぜひ手に取ってみてください!