地域を救う老舗和菓子店と名古屋名物の奇跡のコラボ

老舗和菓子店と名古屋名物のコラボ企画が話題！

愛知県豊橋市に本社を置く株式会社お亀堂は、70年以上にわたって地域に根ざした和菓子を作り続けてきました。近年、豊橋市ではうずら卵を巡る危機が訪れました。2024年2月に発生した学校給食での誤嚥事故を受け、全国的にうずら卵の使用が敬遠され、豊橋市内では在庫が過多になるなどの問題が発生。そんな中、お亀堂は地域の宝を守るために、新たなスイーツ「ぴよりんあん巻き」を発表しました。

新商品『ぴよりんあん巻き』とは？

この新商品は、名古屋の人気スイーツ「ぴよりん」とのコラボレーションによって生まれたものです。「ぴよりんあん巻き」には、豊橋産のうずら卵の卵黄を使った濃厚な「カスタード餡」が特徴。もちもちの生地には可愛いぴよりんの焼印が施され、見た目も楽しめる一品です。販売開始から1年で使用されたうずら卵は25万個以上、地元のうずら卵をしっかりと支える商品となっています。

地元の取り組みと展望

お亀堂は、これまでも地元特産を生かした取り組みを行ってきましたが、今回の試みもその一環です。「美味しく、楽しく、持続可能な支援」をテーマに、スピード感を持って商品を開発・販売。また、今後はうずら卵の使用率を増やす改良も検討中です。25万個のうずら卵を使ったことにより、地元経済にも大きな貢献をしています。この取り組みを機に、お亀堂はさらなる地域連携や共創プロジェクトの拡大を図っていく予定です。

ぴよりんとお亀堂の共創が生む新しい価値

「ぴよりん」とは、名古屋コーチンの卵を使用したスイーツで、ふんわりとしたひよこの形をした素朴な味わいが特徴です。名古屋駅構内ついには愛知県春日井市内の製造工房でも販売されています。お亀堂とのコラボレーションによって誕生した「ぴよりんあん巻き」は、素材への真摯な姿勢が息づく和菓子の新たな形です。

地元を救う和菓子の挑戦

お亀堂は、創業以来、お客様の嗜好に合わせた新商品を開発してきた老舗和菓子店です。地元農家との連携や商品づくりを通じて、地域の一次産業を支えるという一歩を踏み出しています。農業の現場には気候変動や後継者不足といった課題がありますが、地元の宝を全国に届けるという使命を持って、さらなる挑戦を続けています。

まとめ

豊橋のうずら卵危機を救うことに繋がった『ぴよりんあん巻き』は、沖縄における地産地消の取り組みの一例です。地元の宝を守り、持続可能な形で地域経済を活性化していくお亀堂の挑戦から、これからも目が離せません。ぜひ、皆さんもこの美味しい和菓子を味わって、地域の活力を感じてみてください。そして、この「ぴよりんあん巻き」がきっとあなたの心を温かくすることでしょう。