「コーヒーを食べる」新発想のスイーツ『モカブル』
私たちの愛するコーヒー。この飲み物をただ飲むだけでなく、食べることができるという新しい試みが「モカブル」です。サステナブルな視点を取り入れたこのブランドは、コーヒーの豊かな香りや味わいを余すところなく楽しむことを目指して、株式会社モカブルから誕生しました。
モカブルの誕生と資金調達の意義
近年、コーヒー業界でも注目されているのが「モカブル」が提案する「コーヒーを食べる」という全く新しいスタイル。東京都渋谷区に本社を置くこの企業は、サントリーの社内ベンチャー制度「FRONTIER DOJO」からスタートし、2025年には独立した法人として活動を開始しました。最近、モカブルはシードラウンドで1.5億円の資金調達を行ったことが大きな話題となっています。
この資金は、主にモカブル商品開発や販促活動に充てられ、さらなるグローバル展開を図るための体制強化にも利用されます。すでに北米市場に進出し、「MOKABLE」というブランド名で販売をスタートさせているため、今後の展開が非常に楽しみです。
サステナビリティを意識した製品開発
モカブルの商品特徴は、コーヒー豆の約70%が“飲む”スタイルでは残ってしまうのに対し、まるごと微粉砕した豆を使用することで、香りや味わいを無駄なく引き出す点にあります。味わいや香りだけでなく、環境に配慮したサステナブルな製品作りも大きな魅力です。
この企業は、コーヒー豆の廃棄を減少させることを目指し、農園改革にも乗り出してしまいます。これにより、美味しく、多様性豊かなサプライチェーンの構築が期待されています。
投資家からの期待と評価
投資家たちも、モカブルの成長に強い期待を寄せています。株式会社ジェネシア・ベンチャーズの鈴木大幹氏は、モカブルが「コーヒーを食べる」という新しい体験価値を提案することで、食品業界に革新をもたらすと称賛しています。また、サステナビリティに対しての意識も高く評価されています。
モカブルの未来
モカブルの代表、糸山彰徳さんは、コーヒー豆の個性を楽しんでもらいたいという願いから、この事業を立ち上げました。彼の思いは、ただ単に商品の開発にとどまらず、未来のコーヒー文化を創造することにあります。スイーツとしてだけでなく、コーヒーの新しい楽しみ方を提案することで、世界中のお客様に喜びを届けたいという信念を持っています。
まとめ
コーヒーを食べるという新しい体験を提供するスタートアップ「モカブル」。今後、グローバルな市場でどのような展開を見せていくのか、私たちも目が離せません。サステナブルな未来に向かって進化し続けるこのブランドには、大きな期待が寄せられています。コーヒー愛好者にとって、モカブルは新たな楽しみの形を示してくれることでしょう。