地元の農家を応援する新たなあんこスイーツ
石川県金沢市で、株式会社ハチバンが運営する「八兆屋 駅の蔵・金沢駅店」では、地域の農産物を生かした創作和菓子メニュー「Yell応援菓」がこの秋、5周年を迎えました。このメニューは、石川県の農業者と和菓子職人が協力し、地元の素材を使った和菓子を提供するプロジェクトの一環です。特に、2026年の能登半島地震で被災した農家や、近年の大雨で浸水被害を受けた農家への支援も行っています。
地域に根ざした取り組み
「Yell応援菓」は、2020年10月に始まり、地域農業と和菓子作りのコラボレーションを通じて、地元の食文化を推進しています。今年も、令和7年8月の大雨の影響を受けた(株)金沢大地を支援するメニューとして、同社の農産物加工品を使用した創作和菓子を10月18日から展開します。この取り組みは、和菓子を楽しむだけでなく、地域農家の再建に貢献する意味でも意義深いものです。
金沢大地の再生への取り組み
金沢大地は、有機栽培に徹底してこだわりながら、持続可能な食の生産を行なっている企業です。しかし、昨年8月の水害で発生した浸水によって、自社の農産物に大きな影響を及ぼしました。人の命は守られたものの、貴重な原材料が水に浸かり、大量の廃棄が必要となりました。今こそ支援の手を差し伸べる時です。
新メニューの詳細
今回の「Yell応援菓」では、金沢大地の素材をふんだんに使用した創作和菓子4種類がラインナップされました。その中でも特に注目されるのが、次の3品です:
1.
甘酒sio羊羹 - 金沢大地のとろとろ玄米甘酒を使った、能登塩がアクセントの塩羊羹。
2.
黒糖きな粉 栗蒸し羊羹 - 有機栽培の大豆を使った、香ばしさたっぷりの栗あん和菓子。
3.
上生菓子「里山の錦」 - 熟成させた米麹の深い旨味を生かした、見た目も美しい和菓子。
これ以外にも、五郎島金時の生クリーム大福など、石川ならではの素材を使った新しいスイーツが揃います。
楽しみながら地域を支援しよう
これらの新メニューは、全て税込800円で提供され、売上の一部は金沢大地への支援として寄付されます。販売は10月18日から2026年1月15日まで、八兆屋 駅の蔵・金沢駅店で行われます。ぜひこの機会に、地元のおいしい和菓子を楽しみながら、地域に貢献する取り組みに参加してください。
地域の食文化を未来へ
「Yell応援菓」は、地元の食製造の未来を考える上で非常に重要なプロジェクトです。農業者と和菓子職人が手を取り合い、次の世代に食文化を受け継いでいく姿は、地域の魅力を引き立てるものです。地元の素材を生かした新しい商品を通じて、皆様の食卓に笑顔を届けるこの企画をよろしくお願いします。