地域の恵みが形になった!「Artisan NIPPON」のジビエ商品の入賞
皆さん、国産のジビエが盛り上がっています。この度、千葉県木更津市の「Artisan NIPPON」が、農林水産省が主催する「FOOD SHIFTセレクション」において、見事入賞を果たしました。特に注目したいのは、「木更津“天然”ぼたんSteak haché」と「木更津産圧力調理で柔らかさを極めた鹿スネ肉」という二品です。
この入賞は、ただの受賞ではありません。環境負荷の軽減や持続可能な食文化の形成を目指した、国産ジビエの新たな可能性を広げるもので、農林水産省が掲げる「みどりの食料システム戦略」にも通じるものです。これからも「Artisan NIPPON」は、地域と連携しながら販路拡大を進め、国産ジビエの新しい食文化を広めていくつもりです。
國産ジビエの現状と課題
近年、国産原料の需要が減少し、鳥獣被害やフードロス、人手不足など様々な課題が顕在化してきました。その中で「Artisan NIPPON」は、特に千葉の木更津に注目し、猪や鹿を用いたジビエ商品の開発に取り組み、その成果として今回の入賞に結びつきました。その背景には、捕獲後の衛生管理や流通の難しさ、そしてジビエに対する先入観があることが影響しています。
それぞれの商品の特徴
1. 木更津“天然”ぼたんSteak haché
この商品は、木更津の大地で育った新鮮な猪肉を使用し、伝統的な技術で仕上げたものです。フランス料理に由来するこの「Steak haché」は、肉を粗挽きにして作ったステーキ風の一品。噛むたびに詰まった旨みがじわじわと広がり、リッチな味わいが楽しめます。無添加で、卵をつなぎに使っているため、余計な味付けはなし。自然の恵みそのものを味わうことができ、焼くだけで満足のいく一皿に仕上がります。
2. 圧力調理で柔らかさを極めた鹿スネ肉
お次は「圧力調理で柔らかさを極めた鹿スネ肉」。この商品では、圧力調理の技術を駆使し、煮込み料理の柔らかさを実現しています。赤身が中心のこの部位は、筋肉質でしっかりした味わいが特徴ですが、手間をかけずに料理に入れることができるのが嬉しいポイント。コンフィやパスタソースとしての使用もおすすめです。
今後の展望
この二品に続き、「Artisan NIPPON」は木更津の豊かな自然を生かしたジビエ商品を提供していく予定です。ジビエはまだ一般的とは言えない存在ですが、地域資源を循環させながら、持続可能なおいしさを探求していきます。
自然に育まれた猪や鹿は、シーズンや捕獲地によって異なる風味を持っており、美味しさの多様性を楽しむことができる特別な体験を提供します。活動を通じて地域と共に成長し、食文化の価値を見出すことが目標です。
ジビエの新しい価値
「Artisan NIPPON」が推し進めるジビエ商品の魅力は、何よりもその新鮮さと品質です。捕獲された猪や鹿は、すぐに加工され、独自の製法でお届けされています。地域の職人たちの手によって、肉は丁寧に処理され、その味と栄養が最大限に引き出されています。
ジビエは自然との共生の証でもあります。猟師たちが手間暇かけて獲ったお肉を、私たちの食卓へと届けることで、食の豊かさを実感できるのです。
地域の恵みを享受できる「Artisan NIPPON」のジビエ商品。今後も注目していきたいところです。