大学生が開発した新発想のフレーバーティー
京都の老舗茶舗「森半」と同志社女子大学がコラボし、若者に人気のフレーバーティーを提案します。新たに生まれたのは、「抹茶入り はちみつ煎茶」と「シナモン入り アップルほうじ茶」の二種類。このプロジェクトは、学生たちが地域活性化や人材育成を目指して参加した、食品開発プロジェクトの一環です。
フレーバーティー開発の背景
同志社女子大学と京都市は包括連携協定を結び、学生たちが食品の生産から加工、流通を学ぶ機会を提供しています。このプログラムの中で、森半のスタッフからの指導を受けながら、学生たちは新しいタイプの緑茶ティーバッグを開発しました。彼らの目標は、「若い世代が飲みたくなる緑茶」を作り出すこと。
学生たちは、味や見た目、利便性を重視しながら、お茶の種類や歴史について学びました。行ったのは、煎茶やほうじ茶、さらに新しい素材との組み合わせです。自由な発想から「煎茶×エルダーフラワー」や「ほうじ茶×キャラメル」といった計24種類ものフレーバーが誕生しました。
こうした試作を通じて、最終的に選ばれた二種類のフレーバーは、従来の緑茶のイメージを覆すものとなりました。
商品の内容と特徴
抹茶入り はちみつ煎茶
「抹茶入り はちみつ煎茶」は、まろやかな甘さと緑茶の香りが特長です。抹茶の風味が加わることで、従来のお茶の苦味を抑え、スイーツ感覚で楽しむことができます。このティーバッグは、クッキーとの相性も抜群で、罪悪感なく甘い味わいを楽しむことができるのがポイントです。
シナモン入り アップルほうじ茶
「シナモン入り アップルほうじ茶」は、アップルパイのような香りが特徴のほうじ茶です。シナモンとアップルの組み合わせが、ほうじ茶の香ばしさに重なり、特別感のあるフレーバーを楽しむことができます。さらに、牛乳で割って飲むこともでき、手軽にスイーツ感覚を取り入れた新しい飲み方を提案しています。
販売情報と今後の展望
この新しいフレーバーティーは、12月18日から東京の直営店「TEA SQUARE MORIHAN」にて先行販売が開始します。学生たちが自ら直接販売を行う機会もあり、普段のティータイムに新たな楽しみを提案します。その後、百貨店や他の店舗でも販売が始まる予定です。
これらのフレーバーティーは、若い世代の緑茶離れが進む中、茶の魅力を再発見させてくれるアイテムとなるでしょう。今後の展開にも期待が高まります。
会社名:共栄製茶株式会社
設立:1940年(森半創業1836年)
所在地:大阪市北区
公式サイト:
森半公式サイト
公式Instagram:
森半Instagram
新たなフレーバーで、みなさんのティータイムをもっと楽しくしてみてください!