Re・Labが特許出願！安定した甘さの焼き芋が登場

Re・Labの革新技術で生まれた焼き芋の魅力

焼き芋は多くの人々に愛されるスイーツですが、その甘さや食感を安定して提供することが難しいという課題が存在しました。そこで、株式会社Re・Labが開発した独自の「加圧高温仕上げ製法」が、その課題を解決するための新たな道を切り拓いています。実際に、この技術によって製造される焼き芋は「蜜る！限界突破芋」として展開中で、特許を出願したことでも話題となっています。

特許出願の背景

Re・Labの本社は埼玉県所沢市にあり、食品開発や地域資源の活用を手掛けています。彼らが出願した特許は、焼き芋の製造に関するもので、食品加工の品質安定性と保存性を同時に実現することを目指しています。この技術は、従来の焼き芋では実現が難しかった「蜜滴り演出」や「常温保存の可能性」が評価されています。

加圧高温仕上げ製法とは？

この革新的な製法は以下のプロセスで構成されています。
1. 低温調理による糖化の促進：まず、さつまいもは低温で予備加熱され、糖化が進むことで甘さが引き出されます。
2. 高温高圧仕上げ：その後、高温・高圧の条件下でデンプンを糊化させ、殺菌を行います。このプロセスにより、焼き芋の甘さとねっとり感がさらに向上します。
3. 段階的冷却：最後に、段階的に冷却を行うことで蜜感がしっかりと保持され、食べたときに驚くほどのジューシーさを実現しています。

これにより、冷凍の必要がなく、常温でも流通できる新しい焼き芋が誕生しました。

アップサイクルへの貢献

Re・Labが注目するのは、これまで十分な品質を保てなかったさつまいもを積極的に商品化することです。この新しい技術によって、さつまいもを無駄にせずアップサイクルに貢献できる点が大きな魅力とされています。食品ロスを減らす取り組みとしても評価され、地域の農業を支える重要な役割を果たしています。

今後の展開

今後、Re・Labは焼き芋の新しい価値創造に向けた事業展開を計画しています。特にギフト市場やEC販売、海外輸出に注力し、この技術を他の食品にも応用することで、さらなる革新を目指します。また、食品メーカーとの共同開発や装置のライセンス提供も視野に入れており、幅広いビジネスシーンでの活用を推進する方針です。

現在、焼き芋は郵便局のカタログギフトや一部地域の小売店で販売中です。10月には自社ECサイトでも販売を開始する予定で、販路拡大に力を入れています。興味を持たれた事業者様はぜひお問い合わせを！