新しいスイーツの形
2025-12-05 12:32:25

福祉の常識を打破した本格スイーツ『KURUMERU』の魅力とは

福祉の常識を打破する新スイーツ『KURUMERU』



社会福祉法人征峯会が運営する「パン工房しらとり」が提供する焼き菓子『KURUMERU』が、いばらきデザインセレクション2025において選定を受けました。この製品は、福祉施設の商品に対する既存のイメージを覆すクオリティを兼ね備えています。

究極のクオリティとこだわりの製法



『KURUMERU』は、濃厚な自家製キャラメルとたっぷりのクルミを、ふんわりとしたバター風味の生地で挟んだスイーツです。幾度もの試作を経て完成したこの商品は、ほろ苦さと甘さの絶妙なバランスが魅力。商品の品質を支えたのは、征峯会のシェフが考案したレシピであり、就労継続支援B型事業所で働く利用者の皆さんとの連携によって実現しました。

また、シェフは作業を視覚的にマニュアル化し、利用者が丁寧に作業を行えるよう工夫が凝らされています。同じ作業を繰り返すことで、安定した品質が保たれることが強みとなっています。この取り組みは、製造からパッケージまで、一人一人の丁寧さが反映されています。

本格的な高級焼き菓子開発の背景



パン工房しらとりで主に提供されているのは、イギリスパンから作るラスク。さらなる進化を求め、「本格的な高級焼き菓子が欲しい」という内からの要望を受けて、このプロジェクトが始まりました。シェフはスイスの伝統菓子を参考にしながら、利用者が主体的に関わることができる製造プロセスを模索しました。そして、試行錯誤の結果、焼き菓子『KURUMERU』が誕生したのです。

アートを通じて社会との関わりを深める



征峯会は、障がい者アートを企業や行政と連携させる取り組みを行ってきました。在籍する重度の知的障がいの方が手がけた作品をパッケージに使用し、デザインユニット「NODD」によって商品化。これにより、購入者には選ぶ楽しさが提供されると同時に、地域の人々がこのお菓子を介して新たな関係を築く手助けをしています。

おしゃれで上質なギフトとして



『KURUMERU』は、特に30代〜40代の女性に人気で、大切な人への手土産に選ばれています。「福祉施設の商品だから」といった先入観を超え、「美味しさ」や「デザイン」を理由に手に取られています。無添加のクルミ、自家製キャラメル、バター、生クリームなどこだわりの素材を使用したリッチな味わいが、来客用のお土産として高く評価されています。

地域社会への願いを込めて



商品名『KURUMERU』には、「くるめる」という言葉に込められた意味があります。これはこのお菓子を通じて作り手と贈り手、受け手が共に笑顔になることを願っています。このたびのいばらきデザインセレクション2025の選定は、福祉の現場がデザインや品質において高い評価を受ける証明です。今後も筑西市を拠点に「支援から共創へ」という理念を持って活動を続けていきます。

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商品情報


  • - 商品名: KURUMERU(くるめる)
  • - 価格: 1,100円(税込)
  • - 販売元: パン工房しらとり
  • - 所在地: 茨城県筑西市上平塚591-1
  • - 取扱店: パン工房しらとり、公式オンラインショップ、道の駅グランテラス筑西、筑西市ふるさと納税返礼品

法人概要


社会福祉法人征峯会は1986年に設立され、茨城県筑西市で多様な福祉サービスを展開しています。最新情報は公式サイトをチェックしてください。


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