旧軽井沢に新たにオープンするベーカリー&レストラン 沢村の魅力
軽井沢の食文化に新たな風を吹き込む「ベーカリー&レストラン 沢村」が、旧軽井沢に新設された薪窯と自家製粉機を利用した工房をオープンします。2025年7月1日から販売される新商品は、地元食材と伝統的な製法を融合させており、その魅力に迫ります。
新工房の誕生
約15年にわたりパン作りに情熱を注いできた「沢村」は、新たに旧軽井沢に工房を設立しました。この工房は、薪窯と自家製粉機を兼ね備えています。伝統的な「火」と「粉」にこだわり、素材の力を最大限に引き出した商品が登場します。特に、薪窯で焼き上げることで、香ばしさと独特の食感が生まれるパンが魅力です。
薪窯の特徴
新たに設置されたフランス製の薪窯は、200年以上の歴史を持つLe Panyol社製。南フランスの耐火レンガで作られたこの窯は、均一に熱を放ち、パンを美味しく焼き上げます。焼き加減やタイミングは職人の感覚に委ねられ、理想的な香りと食感を引き出します。特に、軽井沢産の唐松と楢の木を使用した薪は、焼き上がりに深い風味を与えてくれます。
自家製粉の魅力
工房ではオーストリア製の石臼式自家製粉機も活用し、選び抜かれた国産小麦を使用しています。この製粉機は、温度や湿度に応じた製粉を行い、その日のベストな小麦粉を提供します。直接挽いた小麦粉の香りは、パンに命を与える重要な要素となります。
注目の新商品ラインナップ
1. バゲット クラシック
埼玉県産の無農薬小麦「農林61号」と三重県産「にしのかおり」を使用したバゲットは、薪窯で焼くことで香ばしいクラストとしっとりしたクラムを実現。596円(税込)で販売。
2. 信州りんご酵母のサワードウ
りんごの香りを活かし、北海道産の「キタノカオリ」と無農薬ライ麦を使用。力強い酸味と甘みが魅力のサワードウは2,505円(税込)。
3. 農夫のパン
北海道産小麦を基にした農夫のパンは、様々な雑穀が加わり、噛むほどに素朴な味わいが広がります。価格は1,728円(税込)。
4. 小諸産有機全粒粉パン
長野県小諸の全粒粉を使ったこのパンは香りと旨みが楽しめ、高たんぱくでしっかりした食感が特徴です。価格は1,512円(税込)。
5. くるみ35
生地の35%がくるみで、独特の風味が楽しめる革新的なパンです。2,160円(税込)。
6. 無垢のパン
焼き上がりの水分をキープしたもっちりとした食感のパン。432円(税込)で提供。
7. グラノーラ クッキー
薪窯の最後の熱を使って焼かれたクッキーは、香ばしい噛みごたえが特徴。378円(税込)。
自然と共に歩む取り組み
「ベーカリー&レストラン 沢村」は、店舗の設計からも自然との共生を意識しています。木々の間を抜ける回廊や木漏れ日の差し込むテラス席が訪れる人を迎え入れ、地元の素材を活かした料理を提供します。また、近くにある「沢村ロースタリー軽井沢」では、焙煎したての豆の香りを楽しむことができ、食を通じて軽井沢の自然をまるごと体験できる空間を提供しています。
まとめ
「ベーカリー&レストラン 沢村」の新しい取り組みは、ただのパン作りではなく、地元の食材や文化を守りながら、新たな挑戦を続けています。味わい深い新商品と共に、自然との共生を育むこのベーカリーに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。