スギヨのビタミンちくわ復活の日
毎年、6月1日は「スギヨのビタミンちくわ復活の日」として特別な日となりました。この記念日は、2024年の能登半島地震からの復活を祝うものであり、地域の人々や関係者への感謝の意を込めています。ここでは、この歴史的な日とそれに関連するイベントについて紹介します。
ビタミンちくわの魅力
スギヨのビタミンちくわは、1952年に発売されて以来、70年以上にわたるロングセラー商品です。この商品は、能登地域で製造されているにもかかわらず、実はその生産量の70%が長野県で消費されており、地域を超えた愛される商品となっています。ビタミンちくわは、豊富な栄養を含むだけでなく、その独特の食感と味で「長野のソウルフード」としても知られています。
地震の影響と復旧
2024年、能登半島で発生した地震は、スギヨのビタミンちくわ工場に大きな被害をもたらしました。天井が崩れ、機械が倒れ、工場が機能不全に陥りました。この未曾有の事態にも関わらず、工場の再開にはたった5か月の歳月が必要でした。この期間、長期間待たされることになった顧客には心からの感謝の気持ちを伝えたいと思います。そして、6月1日には無事に販売を再開することができ、「ずっと待っていたよ」といった声に励まされました。
記念日制定の背景
復活から1年を迎え、スギヨは長野県の人々の支援に感謝し、「スギヨのビタミンちくわ復活の日」の制定を決定しました。この記念日は、地域の人々との絆や支援を忘れず、未来へと受け継いでいくことを誓う日でもあります。特に、マルイチ産商との共同でこの記念日を制定することは珍しく、地域との連携の大切さが際立っています。
記念イベントの詳細
この特別な日を祝うために、5月17日にはイベントが開催されます。「森の休息」というイベントスペースで行われるこのセレモニーには多くのプログラムがあります。大町西小児童によるビタミンちくわカレーの調理や販売、合唱、ビタミンちくわをテーマにした体操の発表など、地域の子どもたちの参加が特徴となっています。また、特別に開発された「能登の太陽ビタミンちくわカレー」の販売も行われる予定です。これらのイベントは、地域と製品のつながりを深め、さらなる交流を促進する目的があります。
黒部ダムとビタミンちくわの知られざるつながり
イベントの開催地である長野県大町市は、黒部ダムの近くに位置しており、過去にはビタミンちくわが黒部ダムの建設現場で食べられていたという縁があります。この関係がきっかけで、地震前からスギヨと地域との間で食育を通じた交流が行われていました。地震後も、小学生たちからの支援メッセージや共同開発商品が生まれ、地域との結びつきは一層強化されています。
未来への展望
スギヨは今後も地域に根ざした事業運営を続け、皆様への感謝を忘れずに次世代へとつないでいく決意です。6月1日の再開イベントでは、ビタミンちくわを通じた愛や絆の重要性を再確認し、地域の人々とともにこれからの未来への希望を語り合う場となることでしょう。これからもスギヨが皆様の食卓に笑顔を届けることができるよう、さらなる努力を続けていきます。