健康と美味しさを兼ね備えた新しい調味料、醤(ひしお)
料理に健康や美容の要素をつけ加えるための新しい提案として、発酵調味料「醤」が注目を集めています。特に、発酵料理研究家の清水紫織さんが著した『醤(ひしお)の発酵料理帖』には、この「醤」を使った様々なレシピが収められています。
醤(ひしお)とは?
「醤」とは、豆麹と麦麹をブレンドしたひしお麹を基にした発酵調味料です。独特のうまみを持ち、普段の料理を一段とおいしく仕上げる魔法の材料とされており、古くから日本人に親しまれてきました。食材同士を引き立てあう力を持つため、特に健康や美容に気を使う人々にとって、日々のメニューに加えたい存在です。
レシピ本の魅力
新刊『醤(ひしお)の発酵料理帖』では、清水紫織さんが開発した醤を使った調味料16種と、発酵料理71点が紹介されています。基本の醤2種である「しょうゆ醤」と「玉ねぎ醤」に加え、アレンジ醤として「にんにく醤」や「発酵マヨネーズ」など、様々な種類が用意されており、使い方は多岐に渡ります。
これらの調味料は、混ぜるだけで簡単に作れる上に、長期保存が可能。さらに醤を使うことで、味に深みが出て、料理の仕上がりが格段に向上します。また、発酵による腸内環境の改善効果も期待できるため、美容と健康の両面にアプローチできます。
具体的なレシピ紹介
本書には、醤を使った見た目も美しいレシピが多数掲載されています。例えば、ほうれん草の醤和えや、鶏肉のにんにく醤使った唐揚げ、さらには、鯖のリエットや中華粥など、家庭で手軽に作れるメニューが揃っています。
基本の醤の使い方
- - 和える料理: ほうれん草の醤和えや、柿の白和え風は、醤のコクを上手に活かした一品です。特に、醤を加えることで野菜の味が引き立ち、栄養価もアップ!
- - 加熱料理: 鶏の照り焼きや、合びき肉のコロッケなどは、お肉をしっとりと仕上げる入口として醤を活用。うまみがお肉全体に行き渡り、満足感の高い料理になります。
一方で、アレンジ醤を使用したレシピも魅力的で、にんにく醤を使った鶏肉のにんにく醤唐揚げや、キムチの素を使ったキムチチゲなど、他の文化を取り入れた創作料理も楽しめます。
清水紫織さんのプロフィール
著者の清水紫織さんは、腸内環境を整えることの重要性に気づき、発酵食品の利点を活かした料理を提案している発酵料理研究家です。彼女が運営する料理教室「神楽坂発酵美人堂」では、多くのファンを持ち、家庭で簡単にできる発酵料理の魅力を伝える活動を行っています。
まとめ
『醤(ひしお)の発酵料理帖』は、発酵の力を利用した新しい料理体験を提供してくれます。健康や美容に興味がある方、毎日の食事を少しでも格上げしたい方には、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。この本を通じて、毎日の食卓に新しい感動をもたらしてみませんか?