創業160年の伝統を受け継ぐ「紀の善」が再オープン！魅惑の甘味が復活

創業160年の伝統を再び体験する「紀の善」

江戸時代から続く老舗、神楽坂の「紀の善」がこの夏、待望の再オープンを果たしました。創業から160年を迎えたこの甘味処は、かつて多くの人々に愛された伝統の味を今、再現しています。特に注目すべきは、名物の「抹茶ババロア」。このスイーツは、抹茶の香りと滑らかな食感が絶妙に融合した逸品で、過去に多くの人々の記憶に残りました。また、オープンにあたり、こだわりの素材と製法を徹底的に見直し、先代の志を引き継いでいます。

あんこの極み

「紀の善」の甘味の魅力の一端は、毎日店内で丁寧に仕込まれる「あんこ」にあります。先代が提唱した「“あんこ”いのち」という言葉に基づき、製餡の主任が心を込めて炊き上げたこのあんこは、つぶあんとこしあんの2種類。こだわりの素材として、つぶあんには丹波大納言小豆、こしあんには甘みをしっかり蓄えた十勝小豆を使用しています。出来上がったあんこは美しい藤色で、甘さ控えめながらも深い味わい。まさに「紀の善」の顔とも言える存在です。

再び楽しむ抹茶ババロア

そしてこのお店の象徴とも言える「抹茶ババロア」は、先代のおかみ、冨田恵子さんが生み出したスイーツです。気品ある抹茶の香りと、なめらかな口当たりが相まって、まるで口の中でとろける感覚を体験できます。再オープンした「紀の善」では、あの感動を再び楽しむことができるのです。おそらく、食べた瞬間に懐かしさが広がり、心が満たされることでしょう。

至高のあんみつ

この夏、親しまれてきたもう一つのメニュー、至高のあんみつも見逃せません。大粒のこしあんと、こだわりのかんてん、甘さ加減が絶妙な黒蜜が絡み合い、まさに甘味の美術品と称されるべき存在です。食べるたびに、心に残る感動がよみがえります。

お持ち帰りの楽しみ

甘味処の魅力は、店内での楽しみだけではありません。「紀の善」では、一部の商品はお持ち帰りも可能です。自宅で気軽に楽しむことができるので、ぜひ自分のお好みの甘味を試してみてください。

新たな歴史のスタート

新しい「紀の善」は、神楽坂に長年愛された「化粧品さわや」の跡地にふさわしい形で復活を果たしました。店舗の地下には、記憶を偲ばせる「お座敷」も復元され、昔の雰囲気を感じられます。伝統を受け継ぎながら、革新的なスタイルで新しい歴史を刻む。これまでのファンはもちろん、今後の世代にも愛されること間違いなしです。

まとめ

2025年7月18日にオープンした「紀の善神楽坂」。その魅惑的な甘味の数々が、また多くの人々の心をつかむことでしょう。各種メニューは時期によって異なりますが、抹茶ババロアやあんみつは是非とも試してほしい品々です。オープン初日は特に賑わいを見せるはずですので、ぜひ足を運んで、長く愛されてきた甘味を味わってみてください。心温まる時間が、ここ神楽坂で再び幕を開けます。