新商品『鯵わいドレッシング』
2025-01-21 10:32:19

地域資源を活用した新たな挑戦!『鯵わいドレッシング』登場の背景

近年、食品ロスや未利用魚の問題が注目を集めています。そんな中、広尾の割烹『伊勢すえよし』が新たな取り組みを始めました。それは未利用魚を使った新商品『黒にんにくレストラン 鯵わいドレッシング』の発売です。この商品は、三重県の水産資源を有効活用する取り組みの一環として開発されました。

伊勢すえよしのシェフ田中佑樹が監修し、三重県立相可高校の調理部の生徒がレシピを考案しています。彼らの努力により、廃棄されがちな魚を使った新たな商品を生み出すことができました。特に、アイゴやウツボ、ギマなど、需要が少ない魚を積極的に活用することで、地域資源の有効利用を推進しています。

このプロジェクトは、2019年に始まりました。地元の漁師から「漁獲量は減少しているのに市場に出回らず廃棄される魚が多い」という声を聞き、その課題解決に向けた活動がスタートしたのです。志摩市の安乗漁港からは毎年100トンの魚が水揚げされていますが、サイズや種類による問題で、未利用魚として処理されることが多いのが実情です。例えば、普段私たちのテーブルに上る鯵でさえ、サイズや漁獲量によっては未利用魚として扱われることもあります。

伊勢すえよしはこのプロジェクトを通じて、食品ロスの削減を目指すとともに、次世代の料理人の育成にも力を入れています。相可高校調理部は、この取り組みからドレッシングを制作し、それを「食べる教科書」として位置づけることを考えています。生徒たちはこのプロジェクトを通じて、地元資源の重要性を学び、実践教育を受けています。

新商品の『黒にんにくレストラン 鯵わいドレッシング』は、2025年1月15日に発売される予定で、三重県内のスーパーマーケットや三重テラスで販売されます。このドレッシングは、地元の貴重な食材を活かした持続可能な商品として、多くの人々に広まることを目指しています。

さらに、新商品の発売を記念して、クラウドファンディングも行います。目標金額は400万円で、支援者には『鯵わいドレッシング』や生徒たちからの感謝レター、田中佑樹による未利用魚を使用した特別なお食事プランなどが提供される予定です。クラウドファンディングの期間は2025年1月28日から2月27日までです。

このクラウドファンディングは、プロジェクトに対する支援だけでなく、未来の持続可能な食文化を支えるための第一歩となります。また、1月27日にはプレスイベントも行います。ここでは、参加者がいち早く新しいドレッシングを試食できる機会が用意されており、田中シェフが開発に寄せる想いやこだわりについて語ります。この新商品とプロジェクトが、地域の活性化と持続可能な社会に向けた重要な取り組みであることを、多くの人に知ってもらいたいですね。これからの伊勢すえよしのプロジェクトに注目しましょう!


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