じゃがいもでんぷんで新たな美味しさを提案する『のりやん』
カルビーが開発した新しいスナック『のりやん』は、じゃがいものでんぷんを用いた革新的な代替のりです。2025年11月5日からカルビーアンテナショップ「カルビープラス東京駅店」で数量限定販売されるこの商品は、ルーツとなるのりの不足と価格高騰への解決策を提示しています。特に、若手社員のアイデアから生まれたこの商品には、未来のための持続可能な取り組みが込められています。
背景と開発のきっかけ
昨今、海の環境変化や過剰漁によるのりの漁獲量が減少しており、価格が高騰するという事態が続いています。これは多くの家庭や飲食業界に影響を与えました。この状況を受け、カルビーの新卒社員である工藤凜平さんは「何かできないか」と考え、じゃがいもでんぷんを利用した新しい商品を発案しました。
カルビーは、日本国内でおよそ19%のじゃがいもを調達し、ポテトスナックを生産する企業です。これまでも未利用資源を最大限に活かした商品開発を行ってきたカルビーが、再び素材の新たな価値を引き出す挑戦を始めたのです。彼は、工場で廃棄されるじゃがいもでんぷんに着目し、代替のりの考案に至りました。
商品の特長と味わい
『のりやん』は、以下の特徴を持っています:
- - 原材料: 原料のじゃがいもから抽出したでんぷんを使用し、植物由来の素材で色が付けられています。
- - 製法: カルビー独自の製法で薄く焼き上げられており、パリッとした食感を実現。
- - フレーバー: だし醤油味は、かつおぶしや昆布を使った深い味わい。わさび塩味はおつまみにもぴったりなスパイシーさがあります。
ビジュアル的にも魅力的で、だし醤油味はピンク色、わさび塩味は緑のパッケージに包まれています。どちらも使いやすいチャック付きの小袋サイズになっており、気軽に楽しめるのが魅力です。
社会への貢献と持続可能性
この新しい代替のりの開発は、カルビーが掲げる「Change2025」という3カ年の変革プランの一環となっています。本来は使用されないじゃがいもでんぷんを活かすことで、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出しました。また、開発には約2年もの年月と2000回以上の試作が必要だったとのこと。その努力の結晶として、今や罪悪感の少ないスナックとして家庭に届けられます。
工藤さんは「カルビーらしさを追求し、スナック感覚で楽しめる商品を目指しました」と語っています。このような背景により『のりやん』は、ただのスナック以上の意義を持つ商品として登場します。
発売情報
『のりやん だし醤油味/わさび塩味』は、2025年11月5日からカルビープラス東京駅店で発売され、数量限定での取り扱いです。購入を希望される方は早めにチェックしてみてください!
公式情報
詳細な商品情報や最新のお知らせは、カルビーの公式ウェブサイトやSNSでも発信されています。興味のある方はぜひ、そちらも訪れてみてください。
関連リンク:
カルビー公式note