森永乳業がベトナムでの子供たちへの給食支援拡大へ。新たな取り組みとサステナビリティ経営

森永乳業が進めるベトナムの子供たちへの給食支援

森永乳業グループは、サステナビリティ経営を強化しながら、ベトナムの子どもたちの健康と栄養改善に寄与するプログラム「Smiles & Health for Children」を展開しています。このプログラムは2023年5月にスタートし、2025年7月からは第3期へ突入することが決まりました。この新たな取り組みでは、支援対象地域がこれまでのディエンビエン省に加え、ライチャウ省にも広がります。

プログラムの背景

年々増加する栄養不良の子どもたち、この問題はベトナムにおいても深刻です。特にライチャウ省は貧困率が24%に達し、健康的な食事を取るのが難しい家庭が多い状況です。そこで、森永乳業は地域の子どもたちに向けた、健康で栄養価の高い給食を提供するための支援を行うことを決定しました。

これまでの支援の成果

これまでの第1期・第2期では、400名以上の園児やスタッフへのサポートが行われ、特にディエンビエン省トアンザオ郡内に新たに衛生環境の整った給食調理施設が完成しました。2024年5月には関係者による引き渡し式が行われ、地域の人々とともに子どもたちの健康を支える取り組みが進められています。

第3期プログラムの特徴

2025年7月からの第3期では、幼稚園児だけでなく小学生も対象に加わります。これにより、より多くの子どもたちが給食支援の恩恵を受けることができます。具体的には、調理室の新設や教育プログラムの実施、地域の保護者向けの栄養や衛生に関する啓発活動などが含まれます。

海外事業の重要性

森永乳業は、グローバルな展開を視野に入れており、特にベトナム市場での販売強化を目指しています。今後は、現地での生産や販売もさらに拡大し、持続可能な経営と地域貢献を両立させることを目指しています。その一環として、「Smiles & Health for Children」プログラムが重要な役割を果たすことになります。