信州大学発の新たな挑戦、発酵文化をもっと身近に
信州大学が誇る発酵の文化を体験できるオンラインショップ「発酵屋」が、2025年8月5日、発酵の日に合わせて本格的にスタートしました。この新たなブランドの立ち上げにより、私たちの生活に発酵の力がどのように影響を与えるのかを再発見する機会が生まれます。
1. 発酵文化の魅力と科学の融合
日本には味噌、醤油、納豆、漬物など、発酵食品が豊富に存在します。これらの食品は微生物の働きによって、独特の風味と栄養価を作り出し、私たちの健康に多大な利益を与えてくれます。HAKKOU JAPANは「体外発酵」と「体内発酵」の二つの観点から、健康的な食体験を提供することを目指しています。
特に「体外発酵」は食品の風味を引き立てる過程であり、「体内発酵」は腸内環境を整える働きを指します。この二つを組み合わせることで、食べる喜びと健康を同時に感じることができるのです。
2. 発酵屋のブランドコンセプト
株式会社HAKKOU JAPANの代表取締役、岡本駿平氏は『おいしいから続く、続くから整う』をブランドステートメントとしています。発酵という日本ならではの文化を現代的に表現したロゴは、大正時代の書体を取り入れており、色使いにもこだわりが見られます。また、商品のパッケージデザインには「わかりやすさ」と「品のあるシンプルさ」を追求し、国内外の消費者にアピールする洗練された印象を持たせています。
3. 商品ラインアップ
「発酵屋」の初回ラインアップには、体に優しいグラノーラと香ばしい乾燥納豆があります。
グラノーラ
米粉と甘酒を贅沢に使用したグラノーラは、自然な甘さと豊富な食物繊維を特徴としており、毎日の朝食をヘルシーにサポートします。無添加、グルテンフリー、白砂糖不使用と、安心して楽しめる一品です。
乾燥納豆
長野県産の「スズロマン」を使用した乾燥納豆は、シンプルでありながら風味豊かな仕上がり。添加物を使わずに、素材本来の旨味をそっと引き立てています。
4. 発酵文化の未来を見据えて
HAKKOU JAPANは、信州大学との産学連携を基にした研究開発も行い、新たな商品展開を目指しています。特に注目されているのが、「発酵マッピング技術」です。これは、発酵食品に含まれる微生物のバランスやその影響を科学的に解析し、手作りの味をデータで再現する技術です。これにより、伝統的な発酵食品の味を科学的根拠に基づいて再現できる可能性が広がります。
このような革新的な取り組みを通じて、HAKKOU JAPANは発酵食品を日本国内外へと広めていきます。地域の伝統と先進的な科学技術を融合させ、新しい食文化の創造を目指す彼らの挑戦に、ぜひ注目してください。これからも健康で美味しい食生活を共に楽しむ新しい方法が、私たちの手の中に生まれていくことでしょう。