名古屋の和菓子店がSNS投票で日本一を目指した物語

名古屋の和菓子店、鯱もなかの日本一への挑戦

名古屋市にある小さな和菓子屋「元祖鯱もなか本店」が、この度「SNS得票数グランプリ」にて栄光を手にしました。その道のりは決して平坦ではなく、地域のサポートを受けた数々の挑戦と努力の結果、初めて見えた日本一という光景でした。

SNS得票数グランプリとは？

「全国ご当地おみやげブックカバーコンテスト」とは、地域経済の促進と書店の活性化を目的としたコンテストです。全国268書店で行われたこのイベントでは、特産品メーカーと地元書店がコラボし、来店者にご当地のブックカバーを配布。この企画の中で開かれたSNSによるコンテストは、参加者がブックカバーの画像を投稿し、それに対する「いいね」の数を競うというものでした。

鯱もなかの激闘

コンテストの期間中、鯱もなかはSNSによる反響を巻き起こし、同じく参加した「でん六豆」など強力なライバルと共に熱い戦いを繰り広げました。各社は互いに「いいね」の数を奪い合い、特に中盤には鯱もなかとでん六豆の一騎打ち状態になりました。日を追うごとに競争は激化し、両者とも多くのフォロワーからの応援を受けてその回数は増加。

この激闘の評価は、全体で4326票を集めた鯱もなかへも多くの称賛と感謝が寄せられましたが、最終的には現地投票の結果で山形県のでん六豆が勝利を収めることになりました。鯱もなかは涙をのむ結果となりましたが、この経験は彼らの名古屋への愛をさらに深めるものでした。

感謝の気持ちを込めたキャンペーン

SNS投票での成功を祝って「鯱もなかの恩返し。4326票の大感謝キャンペーン」を開催することが決定されました。このキャンペーンは、参加者が鯱もなかのXアカウントをフォローし、特定の投稿をリポストすることで応募することができ、当選者には4326円相当のお菓子詰め合わせがプレゼントされます。

このシールは当選者のみが手に入れられるもので、特別なアイテムとしての価値があり、多くのファンとの交流を深める一環として位置付けられています。

地域の声と未来への希望

若い頃にコロナ禍の影響で存続を危ぶまれた鯱もなかが、今となっては多くの人々に支えられながら活動を続けています。彼らに寄せられた応援メッセージやSNSでの広がりは、単なる数字以上に大きな意味を持ちます。名古屋市で数多くの象徴となる金のシャチホコのように、地元の幸せを象徴する存在としての道を歩んでいくことでしょう。