ポメラートの新たな歴史が始まる
2025年6月20日、イタリア・ミラノの華やかなブレラ絵画館で、ジュエリーメゾンのポメラートがハイジュエリーコレクション「Collezione 1967」の初披露を行いました。このコレクションは、ポメラートが30年以上にわたり培ってきた独創的な精神を反映した作品の集大成であり、全75点におよびます。手作りの美しさが引き立つこれらのジュエリーは、現代的な視点で作られ、多くの人々の心を捉えるものでした。
ガラディナーの華やかなひととき
この特別なガラディナーには、俳優やモデルなど国際的なセレブリティたちがお集まりしました。ローラ・ハリアー、アメリカ・フェレーラ、レティシア・カスタ、チャ・ジュヨンなどが醸し出す華やかな雰囲気の中、ポメラートのCEOサビーナ・ベッリやクリエイティブディレクターのヴィンチェンツォ・カスタルドも迎えるという豪華な顔ぶれ。ポメラートのアンバサダーたちにはフィリピーヌ・ルロワ=ボリューやベネデッタ・ポルカローリなど、ブランドの象徴であるモデルたちで構成される賑やかなイベントが展開されました。
到着したゲストを迎え入れたのは、ポメラートの象徴色である赤の光を放つアートインスタレーションです。中庭にはキャンドルの道が広がり、ブレラ絵画館の芸術の中心へと案内してくれました。特に印象的だったのは、Sale Napoleoniche(ナポレオンの間)がランウェイに変わり、18名のモデルがジュエリーを身にまとって歩いたこと。目の前で繰り広げられる一流の技術は、まさに彫刻のようで、チェーンや色彩がさまざまな調和を生み出していく瞬間を体感できました。
料理と音楽で彩る特別な夜
140名のゲストが晩餐を楽しむために設けられたテーブルは、幻想的な光のプロジェクションによって彩られ、全体的にアートを感じさせる設えでした。この夜の特別メニューは、ミシュラン二つ星シェフのアントニオ・グイダによって考案されたものであり、ミラノの文化に敬意を表しつつ、コレクションの持つエネルギーを感じさせるものでした。さらに、弦楽四重奏団「Le Dimore del Quartetto」の演奏が、この特別な瞬間をさらに豊かに彩りました。
ブレラ絵画館の選択の意義
ブレラ絵画館を会場に選んだ理由は、ポメラートにとって革新の源である場所への回帰を象徴しています。創業者ピノ・ラボリーニが最初にジュエリーへの新しいアプローチを思い描いたこの地で、ポメラートは伝統を重んじながらも未来のハイジュエリーを切り拓く場面を体感させてくれました。
このガラディナーの夜に祝われたのは、単なるコレクションの披露に留まらず、1967年から続くコンテンポラリーなジュエリーへのクリエイティブな革命でもあったのです。ポメラートは、その革新性とともに、今後も私たちを魅了し続けることでしょう。