地域の味を楽しむ新メニューが登場
東京都品川区の株式会社クラダシが展開するソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」は、100本のスプーンで愛媛県宇和島市の宇和海産真鯛を使用した新メニューを発表しました。この新メニューは、地域の水産業の支援とフードロス削減に貢献しています。
宇和海産の真鯛を活かした料理
新メニューとして提供されるのは、宇和海産の真鯛を使った2つの料理です。まず一つ目は「宇和海産真鯛とムール貝のブイヤベース風おじや」。濃厚なスープに真鯛のクネルの旨味が加わり、トマトと白ワインの酸味が引き立つ一皿に仕上げられています。お値段は1,520円(税込1,672円)で、アイオリソースを溶かすことで味の変化も楽しめます。
二つ目の料理は「宇和海産真鯛のフリット」。こちらは580円(税込638円)で、シンプルな生クリームと卵、塩を使った優しい味わい。子どもから大人まで幅広く楽しめる一品です。
地域貢献型インターンシップで育まれた連携
この新メニューの提供は、株式会社愛媛銀行との連携協定に基づくもので、地域のSDGs推進にも寄与しています。クラダシは自社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」を実施しており、学生が地域農家とのつながりを深め、未利用品の収穫を行っています。こうした取り組みが、フードロス削減と同時に地域の活性化につながっています。
食育とサステナビリティの実現
クラダシは「ソーシャルグッドカンパニー」として、地域の食材を使った料理を提供することで、持続可能な社会の実現に向けた活動を続けています。漁業・養殖業の生産量が減少する中、通常の流通ルートでは扱われない規格外の魚を活用するこの新たな試みは、食育の観点からも非常に意義深いです。
楽しいお買い物を通じた社会貢献
100本のスプーンは「世の中の体温をあげる」という理念のもと、ファミリーレストランを運営しています。東京や神奈川にある5店舗では、誰もが楽しめる料理を提供しており、地域の特産品のPRにも力を入れています。
このように、ただおいしい料理を楽しむだけでなく、地域の課題解決に寄与する食事体験がいかに大切か、そして楽しさを通じて広がる「もったいないを価値に変える」という意識が求められています。
ぜひ、100本のスプーンで新たな真鯛料理を味わい、その背景にある取り組みについても思いを馳せてみてはいかがでしょうか。社会貢献を意識しながら、美味しい料理を楽しむひとときを提供しています。