12月8日は有機農業の日!サラダコスモのオーガニックへの挑戦の軌跡
毎年12月8日は「有機農業の日」に定められています。この日に合わせて、サラダコスモが50年以上の歳月をかけて追い求めてきたオーガニック農業の歩みをご紹介します。
有機農業の日とは?
2016年に制定された「有機農業の日」は、有機農業の推進に関する法律の10周年を記念して設けられました。この日は、有機農業を理解し、身近なオーガニック食品に触れることが意図されています。サラダコスモはこの理念を体現し、健康で安全な食材を提供するために地道な努力を続けています。
無添加・無漂白もやしの誕生
サラダコスモの原点は1973年に始まった「無添加無漂白もやし」の開発です。当時は多くの企業が漂白したもやしを製造していましたが、著しい健康被害の懸念がありました。サラダコスモの創業者、中田智洋は「体に良いものを届けたい」という強い信念のもと、無添加で漂白しないもやしを追求しました。これは当時の常識を覆す挑戦でしたが、次第に消費者の支持を得ることになります。
生活協同組合との出会い
1975年、生活協同組合の職員がサラダコスモの無添加無漂白もやしに注目し、彼らの仲間である消費者に供給を始めました。この出会いがきっかけで、全国に「無添加無漂白」という概念が広まり、次第にスタンダードな製品として認知されていきました。サラダコスモは、自信をもって提供できる商品を作り続け、その結果、現在ではほとんどのもやしが無添加・無漂白であることが期待されています。
環境に優しい有機の確立
2000年には無化学肥料を使用したかいわれ大根の開発が成功し、サラダコスモの新たなチャレンジが始まりました。ミネラル分を温泉水と天然塩で補う独自の栽培法は、一般的に使用されている化学肥料を排除するものでした。この方法により、消費者に安心して食べてもらえる製品を供給することが可能となりました。
日本初のオーガニックもやしの開発
2016年、サラダコスモは日本初の有機JAS認証を取得したもやしを発売しました。それ以前は有機農産物の制度が整備されておらず、オーガニックを名乗ることができませんでした。JAS法が改正された結果、スプラウト類も有機JAS規格の対象となり、安全なもやしを提供する道が開かれたのです。同時にブロッコリーの新芽やかいわれ大根など、さまざまなスプラウト製品においても有機栽培が進むようになりました。さらに、2022年には製品のトップシールが環境に優しい紙素材に変更され、持続可能な農業への取り組みが一層強化されています。
サラダコスモの未来
2025年の農林水産省の報告によると、世界的に有機食品の市場は拡大を続けていますが、日本はまだその波に乗り切れていません。多くの消費者が「有機食品は高い」と感じていますが、もやしやスプラウトといった手頃な商品を通じて、より多くの人にオーガニックの魅力を知ってもらいたいと考えています。
現在、サラダコスモはアルゼンチンの自社農場でオーガニックな原料種子の栽培に取り組んでおり、一歩ずつ「究極のオーガニック」に近づいています。今後は、スプラウトだけでなく、すべての原料種子から自社で作った有機栽培のもやしの開発を目指し、持続可能な農業を推進していく所存です。
まとめ
サラダコスモの50年以上の歴史における有機栽培への取り組みは、未来の持続可能な農業の模範となるものでしょう。12月8日の有機農業の日には、ぜひサラダコスモの製品を手に取ってみて、オーガニックの世界を身近に感じてみてください。