富山でのデザイン革新
2025-10-23 10:02:24

富山のデザインワークショップで生まれた新たな宅配ボックスの革新

富山のデザインワークショップで生まれた新たな宅配ボックスの革新



2023年10月、富山県総合デザインセンターによる「とやまデザイン・トライアル2025」が開催され、株式会社ナカノが参加しました。これは、デザイン系大学や若手デザイナーが県内企業に対して、商品開発や企画に関する提案を行うイベントです。ナカノはステンレス製品の製造・販売を手掛けており、その専門知識を活かしながら新たなデザイン提案に挑戦しました。

デザインワークショップの狙い



このワークショップは、富山県の特色ある企業と全国から集まったデザイナーとのマッチングを目的としています。特に、株式会社ナカノは、2024年の『富山プロダクツ選定商品』に選定された「ダスポン」を持ち出し、参加の誘いを受けました。この経験を通じて、新しい風を取り入れた商品の開発を目指しました。

クリエイティブチャレンジの始まり



今回のプロジェクトでは、プロダクトデザイナーの吉澤健太氏が担当。彼は大阪を拠点に活動する新進気鋭のクリエイターで、テーマは「海外展開を見据えた宅配ボックスのデザイン」。ダスポンの既存の形や色にとらわれず、ナカノの技術を活かした全く新しいデザインの提案を行うことを目指しました。

ワークショップは3日間にわたり、初日はナカノの滑川工場での見学、及びテーマに関する打ち合わせが行われました。二日目には黒部工場を訪れ、デザインアイデアを出し合い、ラフ案を作成しました。この短期間での挑戦には多くの準備が必要でしたが、参加者は懸命に取り組みました。

ワクワクを表現した宅配ボックス



最終日のプレゼンテーションでは、宅配の際のお楽しみを詰め込んだ「ワクワクボックス」案が提案されました。オーブンから焼き上がった料理のような期待感を再現したデザインで、スライドレールを活用した斬新な形状が特徴です。このアイデアは他にないもので、参加者全員が驚きと興奮を覚えました。

ワークショップがもたらした効果



吉澤氏との共同作業を通じて、ナカノは新たな発見と可能性を感じることができました。社員の創造性が刺激された他、今後の商品化に向けた具体的なアイデアの素地ができました。この経験は、会社にとって貴重な財産となることは間違いありません。

ダスポンについて



株式会社ナカノが手掛けた「ダスポン」は、次世代のゴミステーション。高い耐久性と美しいデザインを兼ね備え、都市景観に調和するように設計されています。2018年にはGOOD DESIGN AWARDを受賞し、その機能性とデザイン性が評価されています。今後もダスポンは家庭用から事業用まで、多様なニーズに応える商品として展開が期待されています。

未来への展望



今回のデザインワークショップは、ナカノにとって新たな挑戦の始まりです。従業員一人ひとりが商品に対する思いや創造性を高め、より良い製品を世に送り出すべく努力を続けていくでしょう。ダスポンを通じて、生活の質(QOL)の向上に寄与することを目指しています。


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