生理用品の新しい社会インフラを目指して
最近、NPO法人レッドボックスジャパンがユニ・チャーム社の「どこでもソフィ」とパートナーシップを締結し、生理用品の提供に新たな一歩を踏み出しました。これは教育機関や企業に向けて、生理用品が手に入りやすい環境を整える取り組みです。
どこでもソフィとは?
「どこでもソフィ」には、主に学校向けの「School Sofy」と、企業向けの「Office Sofy」という2つのディスペンサーがあり、無償で提供されます。これによって、生理用品を必要な時にどこでも入手できる環境を整備し、安心して生活できる社会を目指しています。設置先の施設は、ナプキンについては有償で購入することになります。
特に注目すべきは、ユニ・チャームが用意する「完全密閉型個包装ナプキン」。これは医薬品医療機器等法に準拠したもので、生理用品を安全に利用できる環境を提供します。この取り組みによって、私たちの生活の中で生理用品がより一般的なものに位置づけられることを目指しています。
学校での取り組みの目的
レッドボックスジャパンは、教育現場での生理用品の導入を通じて、以下のような目的を掲げています。
- - 生理用品を理由に生徒が授業を諦めることのない環境整備。
- - 生理に関する正しい知識へのアクセス機会の提供。
- - 安全で安心な学校環境を作り、声を上げやすい文化の構築。
- - 将来の女性リーダー育成に繋げる。
- - 生理用品を「特別な支援」と捉えず、当たり前の社会インフラの一部として位置付けること。
職場での導入目的
企業における生理用品の導入は、次のような目的を持っています。
- - 職場で自由に生理用品を利用できる環境整備。
- - 生理に伴う心身体的な負担や業務への支障の軽減。
- - 生理に対する理解を促進し、心理的な安全性の高い職場環境を構築。
- - 女性社員が自分らしく働ける環境の支援。
- - ダイバーシティとウェルビーイングの推進。
ディスペンサーの特長
「School Sofy」は軽量ダンボール製で、様々な場所に設置できるのが特徴です。下部の小窓から必要な時に1枚ずつ取り出せる便利な設計になっています。一方「Office Sofy」は、プラスチック製で水回りの保管に適した衛生的な容器です。どちらもシンプルで利便性に優れたデザインです。
ジュリア・ロングボトム駐日英国大使のメッセージ
この取り組みに対して、ジュリア・ロングボトム駐日英国大使は、「日本でも月経についての理解を深めることが重要です。教育の機会を失わないためには、私たち大人がどのようにサポートできるかを考える必要があります」とコメントしています。彼女は「どこでもソフィ」の活動に対しても応援の言葉を送っています。
未来を見据えて
今後、レッドボックスジャパンは「どこでもソフィ」をより多くの企業や学校に広げ、生理用品を社会インフラとして定着させるための持続的なモデル構築に努めることでしょう。この試みが、私たちの社会にどのような変化をもたらすのか、今後の展開が楽しみです。 これからも、私たちもこの取り組みを考え、支持していくことが大切です。