リアリティ溢れる夫婦ドラマ
2025-02-12 15:23:53

ドラマのリアリティを追求した足立紳の制作秘話をお届け

ドラマのリアリティを追求した足立紳の制作秘話



2023年、テレビ大阪で放送中の真夜中ドラマ「それでも俺は、妻としたい」。この作品は、夫婦のリアルな日常を描き、視聴者の心に響くストーリーが展開されている。原作、脚本、演出を手がけたのは、脚本家・映画監督の足立紳氏。彼がどのようにこのドラマを形作っているのか、インタビューを通してその制作秘話を掘り下げていく。

◇ お二人のリアルな掛け合い



風間俊介さんとMEGUMIさんが演じる柳田豪太と柳田チカの夫婦は、そのリアルさが話題となっている。足立監督によると、二人の役柄は単なるダメ夫と恐妻というステレオタイプを超えた存在感があり、視聴者を釘付けにするほどの面白さを持っているとのこと。特に不倫や復讐といったドラマチックな展開は一切なく、ただの日常生活が描かれているが、その中には普遍的な家族の姿があり、視聴者が共感できる作品に仕上がっている。

◇ 家庭の弱さと強さをリアルに描写



足立さんは、夫婦や家族の中に潜む「人としての弱さ」を描くことにも力を注いでいる。自身の体験を基にした「ほぼ実話」という要素が、ドラマに深みを与えている。彼は、家庭内での課題や葛藤を描くことで、視聴者に自分たちの生活を投影してもらいたいと考えている。ただし、ドラマの中での感情の爆発が視聴者に怒りや疑問を与えるような展開もあるため、しばらくは我慢して見守ってほしいとも話している。

◇ 自宅での撮影が生むリアリティ



今回のドラマは、足立監督の自宅で撮影された。監督はこの選択について「日常生活のリアリティを追求するため」と話す。実際の生活空間を背景にすることで、俳優たちの動きに自然さが加わり、リアルな夫婦のやり取りが際立っている。自宅だからこそ出せる感情や雰囲気は、他では得られない秘訣だと言える。
撮影中には、彼の息子やスタッフの子供たちも現場に遊びに来ることがあり、そういった家庭的な雰囲気がドラマに良い作用をもたらしたとも振り返る。

◇ 原作からの変化と維持



原作小説でも描かれている夫婦の関係性は、ドラマでも生き生きとした形で再現されているが、さすがにセックスの描写などはテレビでは表現できないため、脚本では大きな変更がなされている。足立監督は「夫婦でいることをあきらめない姿勢」を根底にしながら、現実的な夫婦の葛藤や喜びを描くことに挑戦している。彼自身の体験が、この作品にどれだけのリアリティを与えているかがわかる。

◇ 家族の絆と葛藤



ドラマの中で描かれる豪太とチカのやりとりは、まさにリアルな夫婦の会話そのもの。親しみやすいエピソードを通して、観る者に共感を呼び起こし、また、視聴者に自らの家庭を振り返らせる作品であると言える。毎週土曜の放送を楽しみにしつつ、皆さんもぜひ豪太とチカの日常に耳を傾けてほしい。

「それでも俺は、妻としたい」は、テレビ大阪の真夜中ドラマとして絶賛放送中。ぜひ、一度その魅力を実感してみてはいかがだろうか。


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