羽生結弦が語る！苦悩と栄光のフィギュア人生の裏側

オリンピックの金メダリストであり、フィギュアスケート界のスター、羽生結弦さんが登場する『NumberTV』第21話が2025年5月22日（木）よりLeminoで無料配信されます。羽生さんはただのスケーターではなく、彼の物語には、栄光の背後にある深い苦悩と不屈の精神があります。

羽生結弦の成長の軌跡

羽生さんがスケートを始めたのは、わずか4歳の時でした。お姉さんの影響で滑り始めた彼は、当初は遊び感覚で楽しむだけでした。しかし、やがて競技の厳しさに直面します。彼の成長に伴い、厳しい指導が待ち受けていました。時には泣きながら滑る日々もありましたが、彼の運動神経と努力で、数々の技を習得。その努力の成果として、小学4年生で全日本ノービス大会で初優勝を遂げました。羽生さん自身の言葉によれば、その時期が一番自信に満ちていたとのこと。

ジュニア時代から彼は世界の頂点を目指し、2009年にはジュニア国際大会で初優勝を果たします。そして2010年にシニアデビュー。その2年後には全日本選手権で初優勝し、瞬く間に名実ともにトップ選手へと成長しました。2014年のソチ五輪では、日本男子初となる金メダルを獲得し、その名は世界に轟きました。

挫折と不屈の精神

華やかなキャリアの裏には、常に怪我との闘いがありました。2014年の中国杯では、別の選手と衝突し、頭部や肘などを負傷しながらも、その試合を滑り切った羽生さん。しかし、その帰国は車椅子でであり、トレーニングができない日々が続きました。彼は持ち前の強さで焦燥感を抱えながらも、それを乗り越え、「ただただマイナスになっていく」日々と向き合いました。

さらに2017年のNHK杯では、オリンピックを控えた中での練習中に負傷。棄権を余儀なくされ、再びスケートに対する恐怖感を抱くことに。しかし、羽生さんはその挫折から立ち上がり、平昌オリンピックでは「これが最後のオリンピック」との覚悟を決めて挑みました。「一滴も残さない、一滴も残っていなくても足を動かし続ける」という信念を胸に、2度目の金メダルを獲得しました。

新たな挑戦

2022年には北京オリンピックで誰も成功していない4回転アクセル（4A）に挑戦。結果的にはメダルには届かなかったものの、その挑戦が競技の歴史に新たなページを加えることとなりました。その後、プロスケーターへの転向を発表し、アイスショー「Yuzuru Hanyu ICE STORY」を開催するなど、新たな挑戦を続けています。

羽生さんの物語は、勝つことだけが全てではなく、常に自分自身と向き合い、闘志を持ち続けることが重要であることを教えてくれます。『NumberTV』で羽生結弦さんの過去と向き合う姿をぜひご覧ください。