シャルロット・ル・ボンがゲランのビー アンバサダーに就任
2023年5月20日、世界ミツバチの日を機に、人気アーティストで監督のシャルロット・ル・ボンがフランスの高級ブランドゲラン(Guerlain)のビー アンバサダーに就任したことが発表されました。
この「ビー アンバサダー」とは、ミツバチの保護に向けたゲランの持続的な取り組みを象徴する役割で、2010年から続く同社のミツバチ保護のコミットメントを体現するものです。
ゲランとの理想的なコラボレーション
ゲランは、シャルロットとのコラボレーションを通じて、自然や芸術への情熱を新たに融合させ、ブランドの理念を深めていく意向を示しています。彼女もまた、自然の美しさを称賛し、保護の重要性を語ってきた多才なアーティストです。
カナダのローレンシャン地方で育った彼女は、手つかずの自然に囲まれた環境の中で、自然と強い絆を育んできました。この経験は彼女のアートに大きな影響を与えています。
「自然は私にとっての心の拠り所であり、ミューズです。ゲランのビー アンバサダーに選ばれたことを光栄に思っており、ミツバチの保護を通じて多くの人とつながりたいです」とシャルロットは語ります。
ゲランのミツバチ保護プログラム
ゲランは1853年からミツバチをブランドのシンボルとしてきました。その間、ミツバチは生命の象徴であり、生物多様性の守護者としての役割を果たしてきました。世界には2万種以上のミツバチが存在し、彼らの受粉によって多様な植物が育ち、私たちの食料安全性も維持されています。
しかし、現在ミツバチは絶滅の危機に瀕しており、ゲランでは「ゲラン ミツバチ保護プログラム」や「ウーマン・フォー・ビー」、さらには「ビー スクール」といったイニシアチブを展開しています。これらのプログラムは、ミツバチ保護と同時に生物多様性の保全を促進し、教育を通じて次世代にその重要性を伝えるものです。
ビー スクールの新たな取り組み
特に注目されるのが、2018年に発足した「ビー スクール」です。今回は新たにモントリオール昆虫館とのコラボレーションにより、花粉媒介者に関する教育コンテンツを開発することになりました。これによって、ミツバチ保護への意識をさらに広めていく予定です。
シャルロット・ル・ボンの多才さ
シャルロットは、フランスと国際映画界での活躍が目立つ才能豊かなアーティストです。彼女は官能的かつ多面的な演技で評価され、映画監督としても成功を収めています。2022年にはカンヌ国際映画祭での上映を経て、初監督作『Falcon Lake』が高く評価されました。また、2024年にはニキ・ド・サンファルを描いた映画で主演を務めることになっています。
さらに2025年にもHBOの人気ドラマシリーズ『The White Lotus』で出演が決定しており、彼女のメディアでの存在感はますます増していくことでしょう。
皆で未来を守る
シャルロット・ル・ボンのゲランでのビー アンバサダーとしての新たな役割は、自然への感謝の気持ちをもって、芸術と環境保護を結びつける新たな扉を開くものです。彼女の活動が、自然の重要性を認識させ、上手にそれを守るための意識を育む役に立つことを期待しています。ゲランとの強力なコラボレーションが、持続可能な未来へ向けた大きな一歩となりますように。