内田彩、壮大な78曲の音楽旅を完遂した10周年ライブレポート
2023年2月23日、東京・Zepp DiverCityで、内田彩がアーティストデビューから10周年を祝うライブを開催しました。この公演は、彼女のこれまでの全楽曲78曲を披露する壮大なコンプリートツアーの一環。ファンにとって待望のイベントであり、内田自身の音楽の集大成となりました。
このツアーは、昨年11月に迎えたデビュー10周年を記念して行われ、東京を含む三都市での公演が予定されています。内田の楽曲はもちろん、特別な演出やアレンジが施され、ファンを驚かせる内容が期待される中、初日公演はその名の通り、まさに「にぎやかな」空間となりました。
開幕は「アップルミント」から
ライブは、デビューアルバムの表題曲「アップルミント」で幕を開けました。内田はその表現力で観客を一瞬にして惹きつけ、彼女自身がどれだけこの瞬間を楽しんでいるかが伝わってきました。続いてはアルバムと同じ順番で「Breezin'」を披露。彼女の歌声は、かつての主人公を演じるそのものから、今では内田自身が楽曲そのものに融合しているかのようで、観客もその魅力に引き込まれました。
繋げられた楽曲の奇跡
「キックとパンチどっちがいい?」では、ライブならではのアレンジが光りました。内田はこの曲一つ一つのフレーズを巧みに操りながら、さまざまな色合いの楽曲へと柔軟に移動。音楽はまるで舞台のように切り替わり、観客は彼女の表現力に圧倒されました。
特に印象的だったのは、楽曲「心のパンダ」から続く「Party Hour Surprise!」で、小パンダを引き連れた彼女の姿に、会場は笑いと歓声で埋め尽くされました。楽曲の中では「Everybody smiley」とのフレーズが、より一層の楽しさを引き立てます。
ストーリーのある演出
中盤には、彼女自身の思い出を語るMCも行われました。実は、このZepp DiverCityの場所には特別な思いがあり、デビュー時に歌った「アップルミント」の初披露の地でもあったことを観客と共有。そこから歌われた「SUMILE SMILE」では、過去の思い出を振り返り、感謝の気持ちが溢れ出すような演出が響きました。
ジャンルや雰囲気の異なる楽曲が次々と繰り出される中、彼女のパフォーマンスはより一層オリジナリティに溢れていました。
期待新曲や次のステップ
ライブの終了後には、新たな未来に向けた期待が膨らむ発表も。5月5日に群馬で開催される初の対バンライブの告知があり、親子席も用意されるとのことでした。さらに、9月15日にアーティスト活動の集大成を迎える新規ライブも予定されています。
内田彩の音楽の旅は続き、その先にある新たな道を築くことが楽しみでなりません。今回のライブは、彼女にとってもファンにとっても、特別な経験であり、新たな出会いや解釈を生むものでした。彼女の音楽が今後どのように発展していくのか、目が離せません!