CES2026での共同出展
三井不動産と三菱UFJ銀行が、世界最大規模のテクノロジー見本市「CES2026」に共同で出展しました。今回の出展では、特に食の業界におけるイノベーション創出と、他国市場へのビジネス展開を支援する狙いがあります。
シリーズとしての取り組みを強化するために、三井不動産が運営するプラットフォーム「&mog」から、今後の食市場の成長を見据えた技術やビジネスモデルの展示が行われました。&mogは国内外のスタートアップや企業と手を組んで、食の可能性を広げる事業を目指しています。また、三菱UFJ銀行も「Food-X Project」を立ち上げており、企業間のマッチング機能や資金提供を通じて、産業の課題解決に寄与しています。
この共同出展において、特に注目を集めたのは、グローバル展開を目指す食関連企業の存在です。具体的には、COLDRAWとKinishという2社が出展し、それぞれの革新的技術やアプローチを披露しました。
食テクノロジーの新たな可能性
COLDRAWの取り組み
COLDRAWは、&mogが提供するR&D支援施設「&mog Food Lab」への入居テナントであり、冷温減圧抽出技術を用いて植物の持つ独自の香りや旨味を引き出すことに特化しています。この技術が活用されて開発されたのが、プレミアムノンアルコール飲料である「ネイチャーカクテル」です。COLDRAWは、食のクリエイターと共に植物素材の新たな可能性を探求し、その成果をCES2026で世界にアピールしました。
同社の代表は、「国際的な場で技術を紹介できたことを嬉しく思い、多くの来場者が関心を寄せてくれた」とコメントし、持続可能な食の未来に向けた新たな挑戦の重要性が強調されました。
Kinishの挑戦
Kinishは、植物分子農業の技術を活用し、牛乳代替品の開発に取り組んでいます。牛乳タンパク質をコメで生成するという全く新しいアプローチは、環境負荷を大幅に低減する可能性を秘めています。Kinishの代表は、世界の市場に対する期待が高まっていることを実感し、自社技術の実用化を加速する意欲を示しました。
今後の展望
三井不動産と三菱UFJ銀行は、これからもそれぞれの強みを生かし、食のイノベーションを推進しつつ、企業のグローバル成長を支援していく計画です。具体的には、「&mog」を通じて新たなビジネスモデルの出現を促進し、海外市場での成功を導くことを目指しています。
CES2026での出展は、この取り組みの具体例として、企業が成長するために必要な国際的なネットワーク作りや技術共有の重要性を示しているとも言えるでしょう。将来的には、食に関する新しい技術が他分野と連携し、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。