エスビー食品の新たな挑戦
エスビー食品株式会社は、海外展開の強化を掲げており、その一環としてタイ王国に新しい製造拠点を設立することが決まりました。この新工場の建設は、同社の海外生産体制を強化するための重要なステップです。特に、東南アジアとオセアニア市場における注力は、今後の成長に向けて欠かせない施策となるでしょう。
2043年に40%の海外売上高比率を目指す
エスビー食品は「2043年までに海外売上高比率を40%超に引き上げる」という長期的な目標を掲げています。この目標のもと、同社は現在、東南アジアおよびオセアニア地域での成長を見込んでいます。日本食への関心が高まり続けているこの地域で、特に注目されるのが日本式カレーです。エスビー食品は、新たに設立した「S&B Foods (Thailand) Co., Ltd.」を通じて、最適な製品供給と安定的な市場開拓を目指しています。
新工場の特徴とサステイナビリティの取り組み
新工場はタイのチョンブリ県に位置し、敷地面積は12,992㎡、延床面積は5,536㎡の3階建ての建物です。2026年11月に竣工し、2027年度後半から本格稼働の予定です。この工場ではハラル認証を取得した即席カレー製品等の製造が行われ、地域への安定した供給体制が整います。
新工場建設に際しては、戸田建設株式会社と連携し、工事用電力の100%を再生可能エネルギーで賄う取り組みがなされています。環境への配慮から、クリーンエネルギーの導入を決定し、持続可能な生産体制の構築を目指します。
エスビー食品の未来ビジョン
エスビー食品グループには「おいしく、健やかで、明るい未来」を実現するための具体的ビジョンがあります。その中核となるのが、以下の3つの長期テーマです。
1. 海外売上高比率40%超の実現(2043年目標)
2. スパイスとハーブの機能性研究や産地開発
3. グローバルな人財やデジタル人財の育成
これらの目標を達成するため、2024年度から2026年度の第3次中期経営計画のもとで具体的な施策を推進します。この外部・内部両面の戦略を展開する過程で、マーケティング活動も一層強化し、顧客との接点を増やし、ブランドの浸透を図ります。
日本の味を世界に広める
エスビー食品は、タイでの新工場開設を通じ、海外市場へのさらなる進出と日本式カレーの普及に努めていきます。日本食文化の素晴らしさを世界に発信し、国際的なブランドとしての地位を確立していくことが期待されます。エスビー食品の新たな挑戦に、今後も注目が集まります。