文楽公演『妹背山』
2025-01-22 12:41:20

伝統文楽公演『妹背山婦女庭訓』が国立劇場で上演!美の四季に誘われて

伝統芸能の魅力再発見!『妹背山婦女庭訓』が織り成す物語



国立劇場において、著名な文楽作品『妹背山婦女庭訓』が2月に上演されます。この公演は、文楽座の人形遣いとして名を馳せた吉田和生文化功労者の顕彰を記念したもので、特に注目すべきは、そのダイナミックな内容と美しい演出です。

公演の背景



国立劇場は、長年にわたり日本の伝統芸能を支え続けてきた場所ですが、現在は再整備のための期間を迎えています。それでも、伝統芸能の振興は手を緩めず、東京のさまざまな劇場で公演を行っています。今回、文京区と品川区の2つの会場での上演が決定し、文楽ファンには抜群のチャンスです。

『妹背山婦女庭訓』は、初代国立劇場のさよなら公演以来の通し上演となり、物語は3つの部に分かれています。第一部では、敵対する2つの家の子女の恋物語を描いた、まるで日本版『ロミオとジュリエット』のようなラブストーリー。第二部では親の忠義と悲劇が交錯し、第三部は身分を超えた一人の娘が愛のために苦しむさまを描きます。

上演内容の詳細



第一部


第一部では、久我之助と雛鳥の出会いを中心に物語が展開します。対立する家同士の子供たちが互いに引かれ合う様子は、見応えがあります。桜が咲いている吉野川を背景にした美しい舞台も見逃せません。

第二部


第二部では、天智帝を守るために命を懸ける芝六とその一家の壮絶な物語が描かれます。流浪を続ける天智帝を匿うため、さまざまな策略が繰り広げられ、涙を誘う展開が魅力的です。

第三部


第三部では、お三輪の壮絶な恋とその結末が描かれ、観客の心を射抜きます。政争と恋愛が交錯したドラマチックな流れは、観る者を圧倒します。

吉田和生の至芸を堪能する


今回の公演は、吉田和生が後室定高を演じることでも話題です。彼の演技は、師匠である吉田文雀から受け継がれてきたもので、代表作の一つとも称されています。その至芸をぜひとも間近で体験してください。

公演の詳細


  • - 日程: 令和7年2月8日(土)〜2月16日(日)
  • - 会場: 大井町・きゅりあん大ホール、文京シビックホール大ホール
  • - 料金: 1等席9,000円(学生6,300円)、2等席8,000円(学生5,600円)

公演の最後には、劇場の隅々まで体感することができる魅力的なプログラムが用意されています。伝統美と現代の融合を感じる、特別なひとときをお楽しむことができるでしょう。

この機会にぜひ、『妹背山婦女庭訓』の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。


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