株式会社J-オイルミルズ、栄冠を得る
株式会社J-オイルミルズが、2025年度の日本ビタミン学会「企画・技術・活動賞」を受賞したことを発表しました。この受賞は、2月11日に行われた日本ビタミン学会の選考委員会と理事会によって決定され、特別な授賞式は6月28日に東京都で行われました。
日本ビタミン学会とその目的
日本ビタミン学会は1949年に設立され、ビタミン学の進展を通じて国民の健康を促進することを目的としています。受賞された「企画・技術・活動賞」は、ビタミンとバイオファクターの価値を科学的に証明し、公共の健康と福祉に寄与する業績に対して授与されるものです。
ビタミンK2の重要性
当社が受賞対象とした「ビタミンK2」は、特に骨粗しょう症の治療において重要な役割を果たしています。1990年代半ばよりその効用が広く知られるようになり、当社はその分野で早くから研究と商業生産を進めてきました。この間、ビタミンK2(MK-7)の効果について多くの疫学研究が実施され、心疾患のリスクを低下させる可能性が示されてきました。
欧州での研究と市場拡大
2004年に行われた疫学研究では、ビタミンK2の摂取量が多いほど心疾患による死亡率が低いことが分かり、EUではさらなる臨床試験が行われました。その結果、MK-7は血中半減期が長く、より効率的にビタミンK依存性タンパク質を活性化できることが明らかになりました。
当社の取り組みと評価
今回の受賞は、J-オイルミルズの約30年にわたるビタミンK2に関する研究開発やその普及活動が高く評価された結果です。特に、農林水産省の技術開発事業に参画して以降、当社は伝統食品である納豆に含まれるMK-7を世界の市場へと展開し続けてきました。
未来への展望
当社研究開発センターの佐藤俊郎氏は、ビタミンKの研究が昨今活発になっていることを強調し、機能性素材としての新たな可能性にも期待を寄せています。私たちの技術によって、多様な機能を持つビタミンK2(MK-7)を通して、さらに健康増進に寄与できると考えています。
J-オイルミルズの製品の特長
当社のビタミンK2は、納豆菌由来の天然型素材であり、独自の製造技術によって開発されています。この製品は無味無臭で、食品の風味に影響を与えずに摂取できるのが大きな特長です。高濃度で少量での摂取が可能なため、食用としての扱いやすさも兼ね備えています。
さらなる情報について
株式会社J-オイルミルズの製品や研究に関する詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。
私たちの取り組みにより、今後も健康とおいしさを両立させた食品素材の開発に尽力していきます。