福岡がB2西地区優勝を決めた試合の詳細
2025年4月5日、福岡で行われたB.LEAGUE 2024-25シーズンの試合、福岡ライジングゼファーがバンビシャス奈良を89-72で下し、西地区優勝を成し遂げました。これにより、福岡は7シーズンぶりとなる2度目の西地区優勝を決め、プレーオフに向けての良い流れを作りました。
試合は、福岡が主導権を握り、リードを保ちながら進められました。1Qでは、#25バーレル選手のインサイド得点が試合の幕開けを飾ります。序盤は少し重い立ち上がりでしたが、#5ランダル選手と#1中村選手が続けて3ポイントシュートを成功させ、得点を重ねます。特にランダル選手は、果敢にリングへアタックし、オフェンスを牽引しました。
対する奈良は、#24本多選手が前半で19得点を挙げ、試合を盛り上げました。彼はキャリアハイのパフォーマンスを発揮し、福岡のディフェンスに苦しめられることなく、センスを光らせています。しかし、福岡はディフェンスにゾーンを敷き、堅固な守りを見せました。それにより、バーレル選手と#8スミス選手が安定したインサイド得点を挙げ、前半を39-51でリードして折り返しました。
後半のスタートで奈良に連続得点を許す時間もありましたが、バーレル選手の豪快なダンクシュートで流れを再び引き寄せます。#1中村選手と#24谷口選手の3ポイントシュートも成功し、着実に得点を増やし続けました。試合を決定づけたのは、#50ブラウン選手がゴール下から決めたAND1プレーであり、チーム全体の士気を高めるものでした。
試合の進行を通して、福岡はリバウンドで奈良を圧倒しました。奈良が29本(オフェンスリバウンド7本)のリバウンドに対し、福岡は42本(オフェンスリバウンド14本)を記録。セカンドチャンスからの得点も25得点に達し、ペイントエリア内での攻防でも28-42と大きく勝り、最終スコア72-89で勝利を収めました。全選手が出場し、活躍したことでチームも一体感を増しています。
試合後、浜口炎HCは奈良戦について「チームとしてやりたいディフェンスができた試合だった」と総評しました。寒竹隼人選手は「残りの試合もプレーオフにつながる戦いとして、しっかり準備したい」と今後への意気込みを語りました。一方で、谷口光貴選手は明日の試合に向けて「一つ一つしっかりやって、プレーオフで良い状態を迎えたい」と決意を表明しました。
この試合を通じて福岡は戦力とチームワークの重要性を再確認し、今後のプレーオフに向けた貴重な勝ち点を積み上げました。これからの試合が楽しみです。