食べる美術工芸品「宝匣菓」
和菓子ではなく、あくまで美の工芸品としての要素を追求した新たなケーキが、ナショナルデパート株式会社から登場します。その名も『ベルベットクリームケーキ│宝匣菓(ほうこうか)』。12月20日に東京工場から発売されるこの商品は、ユーザーが一層美術的な体験を味わえるように設計されています。
正倉院の宝物をイメージしたスイーツ
「宝匣」とは、貴重な品々を収めるための立派な箱のこと。今回のケーキは、正倉院に保管されている宝物箱を想起させるデザインが施されています。このケーキは単なるスイーツという枠を超え、見る者の心を打つ、美術工芸品としての価値を持ちます。
光を閉じ込める特別な造形
この『宝匣菓』は、光を封じ込める「箱」の形状が特徴です。練り切り、求肥、羊羹を主成分にした構造は、まるで宝物を包み込むような存在感を醸し出しています。外側は白象牙や白磁の質感を再現した練り切りで、内部には高濃度の生クリームが使われています。
食感のパラドックス
このケーキの最大の魅力は、食感の革命です。外側から順に、口の中で「もちっと沈み、すっとほどける」という二段階の食感を楽しむことができ、ベルベットのような滑らかさと、冷たい生クリームのリッチな風味がシンクロします。最終的に求肥と羊羹の層が味わいのコントラストを生み出し、何とも言えないインパクトを口内に残します。
商品ラインナップ
「宝匣菓」には、2つのモデルがあります。
1.
ベルベットクリームケーキ│白象牙 菱格子 水晶嵌:このモデルは、象牙のような密度感に加えて、緻密な菱格子と中央に施された透明感が魅力の工芸品。
2.
ベルベットクリームケーキ│白磁 薔薇文様 象嵌:上品なマット質感の表面と、薔薇文様の浮き彫りが特徴で、触れた瞬間にその存在感を放つかのようです。
鑑賞する工芸菓子「NOT WAGASHI」の精神
新ブランド『NOT WAGASHI』は、和菓子とは呼ばれないが、和の素材と技法を駆使して美術工芸品としての価値を追求することを目指しています。このシリーズは、まさに「食べる美術工芸品」としての新たな地平を切り開くものです。
商品情報
- - 商品名: ベルベットクリームケーキ│宝匣菓(ほうこうか)
- - 発売日: 2025年12月20日
- - 販売場所: 東京工場(東京都目黒区八雲2-6-11)
- - 販売価格: 各2,580円(税込)
- - 保存方法: 店頭は要冷蔵、ECは要冷凍(-18℃以下)
- - 賞味期限: 店頭は2日間、ECは14日間
- - 販売サイト: 公式ECサイト
この新しいケーキは、ただのスイーツではなく、アートとしての要素を持つ特別な存在です。あなたもぜひ、手に取ってその美しさと味わいを体感してみてください。