未利用素材を生かした新スイーツ【GREEN DOLCE】発売！食べられるのに捨てられる素材に新たな価値を

新たなスイーツの扉を開く【GREEN DOLCE】

2025年10月、ソーシャルグッドな取り組みを持つ株式会社クラダシが、未利用素材をふんだんに使った新たなスイーツブランド「GREEN DOLCE」の第2弾商品をローンチします。このシリーズは、特にフードロスの削減を目的としており、地域で生まれる「干し芋残渣」を利用したスイーツが登場します。イメージとしては、おいしさを追求する中で廃棄される運命にある素材をいかにして新たな形に変えるかという挑戦とも言えるでしょう。

フードロスの背景

茨城県は、日本国内での干し芋の生産量、消費量の約9割を占める大きな産地ですが、その美味しさを保つために、加工過程では約4割が残渣として処分されてしまいます。これにより、年間約2,000トンもの資源が無駄にされ、それに伴う処理費用も地域の負担となっています。このような現状に対抗すべく、クラダシは「GREEN DOLCE」を通して、フードロスの課題に真剣に取り組んでいます。

「GREEN DOLCE」第2弾商品の特色

今回の新商品では、日興フーズの干し芋残渣を使用し、2人の有名シェフが監修したスイーツ4種が展開されます。素材本来の甘みや風味を最大限に引き出したこのスイーツは、普通の市場に流通している干し芋と同等の美味しさを誇ります。具体的な商品名は発売日を待たなければなりませんが、楽しみにしている方も多いことでしょう。

販路の拡大と購入の利点

新たなスイーツは、2025年10月1日より「Kuradashi」サイトにて購入可能となる他、au PAY マーケットのKuradashi店でも取り扱いが始まります。これにより、より多くの消費者にアクセスされる機会が広がります。「Kuradashi」は、フードロスを削減するためのプラットフォームであり、楽しみながらお得な買い物が社会に貢献する形をとっています。

シェフの想い

スイーツを監修した加藤皓史シェフは「お菓子作りを通じてフードロスを減らしたい」と話しています。また、もう一人の監修を担当した小清水圭太シェフも「素材を無駄なく活かし、持続可能な食文化を実現する」と、同様に持続可能性を強く意識しています。彼らの理念は、未来の食に向けた新しい循環を作る重要な礎となっています。

社会的意義と取り組み

クラダシは、持続可能な社会を実現するための様々なプログラムを展開しており、その一環として「GREEN DOLCE」の成果を市場に普及させることを目指しています。また、今回新たに開発された干し芋残渣ペーストは都内のファミリーレストランにも提供され、秋限定メニューに登場予定です。これにより、未利用素材の新たな流通機会が生まれ、さらなるフードロス削減へとつながることが期待されています。

まとめ

「GREEN DOLCE」は、ただのスイーツブランド以上の意味を持っています。フードロスの削減という重要な課題に取り組む姿勢を持ち、楽しさや味わいにプラスして社会貢献へもつなげる新たなビジネスモデルを確立したといえるでしょう。茨城の恵みを生かした新しいスイーツを楽しみながら、私たちもその一翼を担うことが求められています。ぜひ、発売を心待ちにしましょう。