魚食離れの時代
今の時代、魚を食べることが少なくなってきていることを「魚食離れ」と言います。この傾向は、多忙な家庭や健康意識の高まりから根付いています。また、資源の枯渇や価格の高騰も影響し、魚を食卓に載せることが難しくなっているのです。こうした背景の中、株式会社飯田商店は、
「骨取り魚」という商品に注目し、消費者の真のニーズに応えています。どのようにしてこの魅力的な商品が誕生したのか、その歴史と理念を探ってみましょう。
骨取り魚の先駆者、飯田商店
飯田商店は、千葉県銚子市に本社を構える水産加工会社です。代表取締役社長の飯田安敏氏は、今から約25年前に「骨取り魚」の市場を切り開く挑戦に乗り出しました。これまで多くの消費者は、「魚には骨があって当たり前」と考えており、骨を取り除いた魚は病院食や特殊な用途でしか販売されていなかったのです。しかし、飯田商店は消費者からのじっさいの声、「骨がない方が魚をもっと手軽に楽しめる」が背中を押しました。
消費者の声が生んだ新たな価値
市場調査を行い、骨取り魚の商品開発を進めていく中で、飯田商店は「子どもが魚を食べるようになった」「骨を気にせず使えるので助かる」というお客様の声を多く聞くようになります。この体験から、消費者が求めていたのは、安心して手軽に魚を食べられることだという確信を持ちました。
魚食文化を守るための挑戦
当初、骨取り魚はあまり一般的ではありませんでした。業界の常識に反して挑戦を続けたのは、「魚食をもっと身近にしたい」という想いがあったからです。多忙な家庭や高齢者、子どもたちが安心して魚を食べられる環境を整えることで、将来の魚食文化を守ることができると信じていました。
時代と共に成長する骨取り魚市場
共働き家庭の増加や時短ニーズの高まりに伴い、骨取り魚の市場は年々成長しています。飯田商店は、EC事業を本格化させ、毎年30%近い成長率を維持しています。お客様の中には、『お弁当に便利』『この魚だけは子どもが食べてくれる』『高齢の親でも安心して食べられる』との喜びの声があります。主力商品の『無塩骨取りさば』は、楽天市場の年間総合ランキングで2年連続1位の快挙を達成しました。
品質へのこだわり
飯田商店が使用するのは、北欧で獲れる天然の「大西洋サバ」です。これは、日本近海のマサバとは異なり、極寒の環境で育まれた豊富な脂を蓄えています。このように、飯田商店は品質に妥協せず、料理と目的に応じた選択を行っています。また、しめ鯖では唯一のモンドセレクション3年連続金賞の受賞や、HACCP認証取得など、品質への高い評価も得ています。
未来への展望
飯田商店は、これからも「魚をもっと身近にする」という原点を忘れずに、サバだけでなく新たな魚種への商品展開も進めていきます。本当の目的は、魚を食べる機会を増やすことであり、それが次世代に魚食文化を継承するための責任と決意なのです。忙しい日常に栄養価の高い魚を手軽に取り入れる方法を提供し続けることが、今後の将来にとって重要な役割を果たすことでしょう。