無印良品が地域活性化に向けて、広島県産の「井仁の棚田はで干しこしひかり」を新たに販売開始します。この商品は、4月6日から無印良品の5店舗で限定販売されます。株式会社良品計画が展開するこの商品の特徴は、地域との連携による新しい取り組みにあります。
井仁の棚田は、古き良き日本の風景を保存している美しい地域です。しかし、少子高齢化の影響で地域の人口が減少し、休耕田が増えているという現実があります。こうした問題を受けて、良品計画は地域団体「いにぴちゅ会」と協力し、2019年から棚田保全活動に取り組んでおり、今回の新商品はこの活動の成果として誕生しました。
井仁の棚田が位置する安芸太田町は、少子高齢化の影響で消滅の危機にある自治体とされています。美しい棚田が「日本の棚田百選」に選ばれるほどの魅力を持ちながらも、その美しさを保つために、休耕田を復田する活動が不可欠です。これまでの活動を通じ、田植えや稲刈りなどの参加型イベントを実施し、地域の関係人口を増やすことに成功しています。
井仁の棚田で収穫された米は、太陽の光と風を使った「はで干し」という伝統的な方法で乾燥されています。この方法により、米の甘みや旨みがより引き立ち、機械乾燥にはない自然の風味を感じることができます。また、炊き方にも工夫が必要で、米をしっかりと浸水させてから炊くことで、ふっくらとしたご飯が楽しめます。
この商品は、300g(2合分)入りで、価格は税込490円です。発売は4月6日から、限定販売店舗は広島アルパーク、ゆめテラス祇園、イオンモール広島府中、イオンモール橿原、京都山科の5店舗です。
良品計画は、地域資源を活用した商品を通じて、持続可能な生産と収益の循環を生み出し、地域の活性化を推進していく考えです。今後も井仁の棚田での活動を継続し、地域の景観保全に寄与する商品開発に努めていくことでしょう。無印良品の新たな挑戦が、地域とともに成長するきっかけになることを期待しています。