小川郁子―ガラス切子の帯留展が開催
東京都世田谷区に位置するアトリエシムラ東京・世田谷ギャラリーで、江戸切子作家として名高い小川郁子さんの個展「小川郁子―ガラス切子の帯留」が間もなく開催されます。この展示は2026年7月10日から28日までの間、12:00から17:30に開かれ、水曜・木曜は休み、祝日は営業を行います。
江戸切子の歴史
江戸切子は、日本の伝統工芸の一つで、江戸後期に遡ります。当時、ビードロ問屋の加賀屋久兵衛が発明した技術で、金剛砂を使用した繊細な切子模様が特徴です。光を巧みに屈折させ、時には曇りガラスに仕上げる手法は、日本人の自然に対する敏感な感覚を反映しています。
小川郁子さんは、江戸切子の巨匠・小林英夫氏に9年間師事し、数多くの賞を受賞してきた実力派の作家です。確固たる技術を基盤にしつつも、独自の形や色を探求し続けている彼女の作品には、色の深みや透明感が鮮やかに表現されています。光を取り込み、自然の色彩を着物や帯に映し出すその技術は、アトリエシムラと共鳴し、美しい調和を生み出します。
展示内容
本展では、真夏の涼しさを感じさせる、遊び心あふれる帯留めが多数展示されます。これらは、江戸切子の技術を駆使した、目にも美しい作品です。特にこの展示に合わせて制作された帯締めも販売される予定で、訪れる人々に大きな喜びをもたらすことでしょう。
特別イベント
さらに、7月12日には特別トークイベントが予定されています。テーマは「色と光の切子の世界」で、江戸切子作家の小川郁子さんが自身の工芸の道のりや、色彩観、江戸切子の技術について語ります。聞き手はアトリエシムラの代表である志村昌司氏です。このイベントは17:00から18:00まで行われ、参加費は2,200円(税込)、定員は10名となっております。参加ご希望の方は、特設サイトからお申し込みをお願いいたします。
小川郁子のプロフィール
小川郁子さんは1973年に東京都で生まれ、上智大学で文学を学んだ後、江戸切子作家として歩み始めました。数々の賞を受賞してきた経歴を持ち、作品は宮内庁にもお買い上げされた実績があります。現在彼女は盛岡市に在住し、日本の伝統工芸の精髄を感じさせる作品を生み出しています。
アトリエシムラについて
アトリエシムラは、染織家・志村ふくみの孫である志村昌司を代表に、新しい形の染織を提案するブランドです。京都と東京の工房では、植物の色に魅了された作り手たちが集まり、独自の世界観を反映した一点ものの商品を生み出しています。人々の暮らしを美しくするための試みとして、実際のワークショップや文化体験の場を提供し、新しい試みを続けています。
お問い合わせは、アトリエシムラ Gallery&Schoolまでお願いいたします。詳細については公式ウェブサイトもご覧ください。皆様のお越しを心よりお待ちしております。