サンクゼールの新たな挑戦
長野県飯綱町に本社を構える食品製造小売企業、株式会社サンクゼールが新たな一歩を踏み出しました。昨年に引き続き、米国オレゴン州に本拠地を置くKELLY'S JELLY, INC.の加工食品販売事業を譲り受ける契約を結び、2025年4月22日には正式に移行が行われる予定です。
この事業譲受の背景には、サンクゼールのグローバル市場での戦略があるといいます。特にアメリカの加工食品市場は成長著しく、同社はこの市場を主軸として捉えています。KELLY'S JELLYの醍醐味は、ペッパーゼリーやフルーツスプレッドなど、地元の高品質な原材料を使ったプレミアム商品群です。
KELLY'S JELLYとは?
KELLY'S JELLYは米国北西部で、多彩なフレーバーが特徴の加工食品ブランドとして知られています。創業者のKelly Calabria氏は、食卓に美味しさをもたらすことを目指し、常に新しい味を追求しています。これまでに数々の品評会での受賞歴を持ち、その品質へのこだわりが光ります。
この度の事業譲受により、KELLY'S JELLYとサンクゼールの開発チームが協力し、より独創的で高付加価値な商品を生み出すことが期待されています。サンクゼールは自社の販売網を活かし、KELLY'S JELLYの販路を拡大することでさらなる成長を見込んでいます。
市場の拡大と新商品の可能性
既に、サンクゼールの連結子会社であるSt.Cousair, Inc.はオレゴン州に自社工場を持ち、自社ブランド「Kuze Fuku & Sons」として製品を販売しています。KELLY'S JELLYが加わることにより、販売力や開発力の相乗効果が生まれ、規模の拡大が期待されるのです。
商材の多様化が進む中、アメリカ市場で特に認知度の高いPortlandia Foodsや、Bonnie's Jamsといったブランドも同時に取り込んでおり、相乗的にブランドポートフォリオが充実しています。これにより、サンクゼールは商品開発の幅を広げるだけでなく、消費者に対して選択肢を増やすことができるのです。
消費者への新しい提案
KELLY'S JELLYの新しい商品は、単にフルーツスプレッドやペッパーゼリーに留まらず、様々な料理とのペアリングを提案し、新しい食体験を提供することを目指しています。これにより、家庭料理を楽しむ多くのお客様の期待に応えることができるでしょう。
サンクゼールは、「愛と喜びのある食卓をいつまでも」というコーポレートスローガンのもと、KELLY'S JELLYが米国市場で受け入れられ、その美味しさと喜びを多くの人々に届けることができるよう努力を続けていきます。
これからの展開に期待が寄せられるサンクゼールとKELLY'S JELLY。この提携がもたらす新しい風に注目しながら、多くの食卓に新たな喜びをもたらすことを楽しみにしています。