フィンランドの自然を味わう！ワイルドハーブを楽しむレストラン4選

フィンランドはその美しい自然環境で知られ、豊かなワイルドハーブが育まれています。特に春から秋にかけては、これらのハーブが旬を迎え、フィンランドの料理に特別な風味をもたらします。今回は、フィンランドで訪れる価値のあるワイルドハーブを楽しめるレストラン4軒をご紹介します。

ワイルドハーブを味わう春から秋

フィンランドでは、4月下旬から雪が降るころまでがワイルドハーブの採取シーズンです。春はまろやかな味わいを持つハーブから始まり、夏には香り高いものが増え、秋には実や根を採取する時期へと移り変わり、四季折々の自然の恵みを生活の中で感じることができます。

多くのワイルドハーブは、生のままでも加熱しても、また乾燥させても楽しむことができる万能食材。最近では、フィンランドの高級レストランでもこれらのハーブが用いられ、特にスプルースやパイン、ジュニパーといった異なる香りを楽しめる料理が増えています。

さらに、ワイルドハーブには薬効も期待されており、例えばナズナは体を冷やし、腫れを抑えるといわれています。コスメや伝統的なサウナで利用されることも多いです。

地元の知識を受け継ぐ人々

「フィンランドでは自然が身近にあり、仕事帰りに森を歩いて観察し、味わうことが日常の一部です」と語るのは、地元のガイドであるアナ・ニューマンさん。彼女は、フィンランドのハーブの重要性や魅力を13年以上も伝えてきました。彼女によれば、過酷な環境で育つフィンランドのハーブは、驚異的な強さを持っているとのこと。

自然享受権を持つフィンランド

フィンランドには「自然享受権」（Everyman’s Rights）があり、誰でも自由に自然を楽しむことができます。この法律により、特別な許可を取ることなく、誰でも森や野原でワイルドハーブやベリーを摘むことができ、この自然との共生がフィンランドの文化に根付いています。

この権利の持つ贅沢感が、食の豊かさにもつながっているのです。