香りで感じる450年
2025-04-25 11:16:27

450年の歴史を香りで感じる日本香堂グループの記念香会

日本香堂グループ450年記念香会: 香りで時空を旅する



2025年4月8日、日本香堂グループは「450プロジェクト『聞く~awake your spirit~』」を始動しました。その目的は、香りを通じて五感を磨き、新たな自分を発見する旅に出ること。そして、450年の感謝を込めた記念香会が、2025年4月17日に大本山護国寺で開催されました。

香りを聞く文化


日本の香文化は非常に深遠で、室町時代から続く「香道」は嗅覚だけでなく全身で香りを感じることを大切にしています。この記念香会では、過去の香道の技術を踏まえた新たな香りの体験が提供されました。参加者たちは、御家流香道の宗家から特別に選ばれた香木「羅國しらべ」や、新作の香り当てゲームなど、さまざまな香りを体験し、時空を超えた日本の香文化を感じました。

開催場所と設え


記念香会は、重要文化財である月光殿を含む護国寺の茶室で行われました。設えは、名高い杉謙太郎氏によるもので、唐津焼や鍋島焼などの美しい香炉が用意され、香りのラグジュアリーな世界を演出しました。また、ピエール・エルメ・パリによるマカロンなどの呈茶席も設けられ、美食の体験も同時に楽しむことができました。

過去を聞く: 平安時代の香り


月窓軒では、平安時代の香り文化「六種の薫物」を体験しました。貴族たちが自身の香りを創り上げ、他者と競い合った栄光の時代。この香りたちを参加者たちは香道形式で体験し、現代に蘇った古の香りの美しさを感じ入っていました。このセッションでは、畑萬陶苑の新作香炉も使用され、歴史の背後にある物語が語られました。

未来を聞く: 和香六木の初お披露目


牡丹の間では、六種類の和香木「和香六木」が参加者の前に登場し、香席形式で香りの体験が行われました。日本各地に生息する香木の芳香を通じて、地域の文化や生活にどのように影響を与えてきたかを知り、自らの五感を研ぎ澄ます時間となりました。特注のガラス作家、輪島明子氏が手掛けた香道具も登場し、新しい時代の香道具の可能性を示しました。

参加者の声


「香りの奥深さに驚いた」「意識が覚醒した」「歴史をリアルに感じた」といった参加者からのコメントが印象的でした。香りに集中することで、ただの香りを超えた体験がすべての参加者の心を打ったようです。

今後の展開


本香会の体験は、2025年4月18日から5月18日まで開催される「香り博」でも提供されます。日本香堂の450年の歴史と、未来への可能性を感じられるこのイベントに、ぜひみなさんも参加してみてください。詳細は香り博の公式サイトをご確認ください。

日本香堂の450年の歴史と香りの文化は、これからも多くの人々に感動を与え続けることでしょう。伝統と革新が織りなす香の世界に、これからも注目していきましょう。


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