新たなステージへの一歩
株式会社マックハウスが、東京都渋谷区に本社を構えるAddElm TECHNOLOGY社と包括的な業務提携を発表しました。この業務提携により、両社は次世代の機能性繊維を用いた共同ブランド商品の開発を進めていくことになります。
AddElm社の先進技術
AddElm社の強みは、独自の「2G FABRIC TECH」技術にあります。この技術は、生体鉱石パウダーを繊維に練り込むことで、吸水速乾や抗菌防臭の機能を超え、着用者の生理機能に積極的に働きかけることができる特性を持っています。その証拠として、この技術は2021年から昨年まで連続して国際的なスポーツ展示会「ISPO」で高い評価を得ており、世界中のアスリートからも注目されています。
特に、2023年にはスマートテクノロジー アパレル部門での「Best Product」を受賞し、AddElm社の技術革新性が改めて認められました。これにより、スポーツやウェルネス業界においての存在感をさらに強めているのです。
リカバリーウェア市場の拡大
最近、健康志向の高まりに伴い、リカバリーウェア市場は急速に拡大しています。矢野経済研究所のデータによれば、同市場は2030年には14.1兆円にまで成長すると予測されています。マックハウスは、この成長市場にAddElm社の技術を活かして参入することで、「よりスマートに疲労から回復できるウェア」を提供する意向を示しています。
トップアスリートも愛用
AddElmの技術は、オリンピック選手を含むトップアスリートにも支持されています。フィギュアスケートやボクシングなど、さまざまな競技で実際に着用され、多くの選手がその機能性と効果を実感しています。これにより、スポーツの現場での必要性が一層高まっていることは明白です。
国内外に広がる協業
AddElm社は、国内外の多くの企業と協業しています。例えば、チャコットやTSI、アツギ、青山商事などとの提携があり、それぞれの分野での製品開発を行っています。また、アメリカのゴルフブランド「STUDENTS GOLF」からも協業のオファーを受けており、国際的な市場でもその技術に注目が集まっています。
これらの協業は、AddElm社の持つ技術が多様で市場性が高いことを示しており、マックハウスとの提携によって事業のさらなる拡大が期待されます。
今後の展望
マックハウスは、AddElm社との協力によって開発する機能性ウェアを、単なるスポーツアイテムに留まらず、日常のウェルネスとアクティブなライフスタイルを支える重要な要素として位置づけていきます。老若男女を問わず様々な顧客層にアプローチする商品群として育成していく計画です。詳細情報は今後順次発表される予定です。
こうした動きにより、マックハウスが新たな市場へと踏み出すことが期待されており、今後の展開に目が離せません。