箱根に新たな文化と観光の拠点が誕生します。
2026年7月にオープン予定となる新しいスイーツブランド、その名も「木の実」テーマの高原リゾートスタイルです。運営は株式会社ケイシイシイが行い、旧「箱根芦之湯フラワーセンター」を再生させる形で、箱根の雄大な自然からインスピレーションを受けたスイーツを提供する予定です。これまでに小樽洋菓子舗ルタオの展開など、数多くの経験を積んできた同社が、どのように箱根の風景と味覚を融合させていくのか、非常に楽しみです。
新ブランドのコンセプト
この新たなブランドの基本コンセプトは、箱根の神聖な空気の中で「木の実」の美味しさを再体感できる場を提供することです。具体的には、箱根の広大な森林や山々をイメージしたナッツたっぷりのタルトがメインの商品として開発されます。ここで味わえるリッチな風味のスイーツは、他にはない独自の体験をもたらすでしょう。
店舗は「物販」「テイクアウト」「カフェ」の3つの機能にわかれており、すべての商品は店舗内で仕上げられた新鮮なスイーツを提供します。訪れたお客様は、箱根の美しい自然の中で自家焙煎のコーヒーと共にタルトを楽しむ優雅なひとときを味わえます。
自然と歴史に調和した施設
新しいスイーツブランドの施設は、植物園として親しまれた歴史を受け継ぎ、その周囲には豊かな植栽が施され、自然との調和を感じられる空間が演出されます。さらに、中央にはブランドのストーリーを象徴するエリアが設けられ、訪れる方々はその世界観を体感できる工夫がなされています。
加えて、全てのお客様が快適に過ごせるよう、館内はバリアフリー設計となっており、授乳室の設置など、利用者のニーズにも配慮されています。
地域貢献を目指す事業
この事業の成功には、地域との連携が欠かせません。株式会社ケイシイシイは、箱根町に完全集中の子会社を設立し、地域の振興を目的にした取り組みとして、以下の4つのポンツを掲げています。
1.
文化軸:地域の伝統工芸、寄木細工の職人との協業で、店舗デザインやスイーツに地元の文化を反映させる。
2.
教育軸:地元の小中学生、高校生向けの製菓体験やワークショップを通じて、地域の子どもたちとの関係を築く。
3.
国際軸:多言語に対応したスタッフを配置し、訪れる方々にスムーズなサービスを提供。
4.
防災軸:災害時には、避難所としての役割を果たし、地域社会に奉仕する。
これらの取り組みにより、箱根町の観光魅力を高め、新しい価値を提供することを目指しています。箱根の新たな名所として、自然の美しさやスイーツの楽しさを多くの訪問者に伝えていくことでしょう。
会社概要
株式会社ケイシイシイは、北海道千歳市に本社を構え、スイーツ、卸売、小売事業を展開しています。代表取締役社長の上村成門氏は、「喜びを創り喜びを提供する」を経営理念に掲げ、今日もファンを創るための努力を続けています。あたらしいスイーツブランドの誕生が、地域の魅力をさらに引き出し、観光客の注目を浴びることを期待しています。