CFCLのSDGs基準
2025-07-03 13:05:54

CFCLが新たに策定したSDGs基準でファッション業界の未来を見据える

CFCLが策定した新しいSDGs評価基準



2023年、CFCLは新しい「SDGs Performance Guideline(SPG)」を発表しました。この発表は、VOL.9 Collectionのリリースに合わせて行われ、特にファッション業界における社会的・環境的責任を明確にすることを目的としています。

SPGの概要


CFCLが独自に策定したSPGは、SDGsの17目標に基づき、他社のチェックリストやエコアクション21といったフレームワークを参考に全100項目で構成されています。これにより、企業活動における責任を可視化し、現状を把握しながら課題を洗い出すツールとなっています。

初めての実施から4年が経過し、取引先との対話を経て内容が全面的に見直された今回のSPGは、より実用的なものとして評価基準が刷新されました。具体的な特徴としては以下の点が挙げられます。

B Corp基準の導入: 社会性や多様性、ガバナンスを評価した結果を重視。
5段階評価: 段階的な改善を促しやすい構造。
環境管理の強化: エコアクション21に基づく環境管理に加え、人権や労働環境も評価対象。
対話の重要性: 関係各社との対話を重視し、改善を促進。

このSPGは、社会性、環境、ガバナンスの3つを積極的に評価したい企業や、複数のフレームワークを活用している企業にとって、大いに役立つものです。

CFCLの取り組み


さらにCFCLでは、SPGをサプライチェーン全体のステークホルダーと共に歩む指針としています。ファッション業界が直面する課題に対して、一つの企業の努力だけでは不十分であると認識しており、業界全体の共創が必要であると強調しています。創業以来、持続可能な社会の実現に向けた努力をしてきたCFCLは、今後も関係企業との連携を深めていく方針です。

新たに公開されたSPGを活用して、業界全体の底上げを目指すCFCL。この取り組みによって、ファッション産業全体がポジティブな変革を遂げることが期待されています。

VOL.9の報告内容


CFCLの最新コレクションVOL.9(2025年春夏)は、以下の3つの項目に関する進捗を報告しています。

1. 素材の調達
環境への配慮と生産者の労働環境の責任を果たすために選定された素材の使用率が91.91%に達成。

2. LCA (ライフサイクルアセスメント)
前シーズンに比べ製品数を大幅に増やし、約81%の製品でLCAを実施。ファスナーに関する検証結果も報告。

3. コミュニティでの活動
主要な取引先工場においてSPGを実施し、CFCL独自の評価ツールを用いての検証結果も含まれています。

これらの取り組みを通じてCFCLは、持続可能なファッションの在り方について新たな道筋を示しています。業界全体の底上げを実現するために、CFCLの努力に注目が集まることでしょう。詳細については、CONSCIOUSNESS REPORT VOL.9をご覧ください。


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