アイルランド産ビーフとラムの魅力を学ぶマスタークラス開催
アイルランド政府食糧庁(ボード・ビア)が主催する「シェフ・マスタークラス」が、横浜の「トラットリア・ダ・ケンゾー」で開催されました。このイベントの目的は、ヨーロッパ産のビーフとラムの特長と美味しさを、プロのシェフや料理家に広めることです。特に「ヨーロピアン ビーフ&ラム from アイルランド~アイルランド、自然との共生」というキャンペーンの一環として行われたこのマスタークラスは、良質な食材の重要性を再認識する良い機会となりました。
イベントの概要と内容
イベントの冒頭では、東京マーケットスペシャリストのバリフ香蓮さんが登場。彼女はアイルランド産のグラスフェッド肉の特徴について話しました。グラスフェッドとは、草を食べて育った牛や羊の肉のことで、特に健康的で、豊かな風味が持ち味です。香蓮さんは、植物性の牧草の恵みを受けて育った肉は、全体的に脂肪レベルが低く、柔らかい霜降りを実現することができると説明しました。
さらに、アイルランドのビーフとラムは、自然との共生を大事にしていることが強調されました。環境に配慮した飼育法や、健康的な栄養管理によって育まれた肉は、身体にも優しい選択肢であると考えられています。
西沢シェフのデモンストレーション
今回のマスタークラスでは、特に注目すべき点として、レストランのオーナーでありシェフでもある西沢健三氏によるクッキングデモンストレーションが行われました。彼がアイルランド産の牛肉を使った料理を実演し、その調理方法や食材の特性を実際に観察することができました。西沢シェフは、どのように肉の特性を最大限に引き出し、美味しい料理に仕上げるかを丁寧に解説。
参加者は、彼の技術を学びながら、実際に用意された料理を味わうという贅沢な体験もできました。この試食の時間は、イベントの中でも特に盛り上がりを見せました。
懇親会の様子
イベントの締めくくりには懇親会が行われ、参加者同士が食材や料理のアプローチについて意見を交わしました。アイルランド産のビーフとラムがもたらす新たなインスピレーションや、シェフたちの独自の視点が豊富に展開され、交流が深まりました。
この「シェフ・マスタークラス」を通じて、アイルランド産のビーフやラムの魅力を再認識し、その素晴らしさをより多くの人に伝えていくことが、今後の課題と期待されています。健康的で美味しい食材としてのアイルランド産ビーフとラムに、ぜひ注目していきましょう。