ヤマハの受賞パッケージ
2025-10-07 12:01:53

ヤマハ管楽器エントリーモデルがPentawards 2025で金賞受賞

ヤマハ管楽器エントリーモデルがPentawards 2025で金賞を受賞



世界で権威ある「Pentawards」、このパッケージデザインコンペティションで、ヤマハ株式会社が手掛けた管楽器エントリーモデル用の梱包箱が金賞を受賞しました。この受賞は、特に「BRAND IDENTITY & CONNECTED PACKAGING」カテゴリー内の「Re-designing projects: Iconic Brands」セクションでの成果です。このパッケージデザインは、主に初級者向けに開発された管楽器5種類のモデルに対応しています。

Pentawardsの権威


「Pentawards」は2007年にベルギーで設立され、以来、世界的に認知されるパッケージデザインコンペです。過去19年間で、95か国以上から36,000件以上のエントリーが寄せられています。ヤマハの参加は今回が初めてで、その初受賞の喜びはひとしおです。さらに、一般投票によるPeople’s Choice Awardでも12作品の中にノミネートされ、多くの人々の関心を集めました。

受賞パッケージの特徴


今回の受賞を果たした梱包箱は、次の管楽器モデルに対応しています:トランペットYTR-2330、フルートYFL-212、クラリネットYCL-255、アルトサクソフォンYAS-280、テナーサクソフォンYTS-280。これらは全てアフターサービスを提供するパッケージであり、16年ぶりにリデザインされました。

デザインの刷新は、サステナビリティと環境への配慮が大きな柱となっており、製品の美しさと価値を伝える手段としてきわめて重要です。楽器設計者とデザイナーの密な連携の下、質感や構造の詳細にわたり、工夫が重ねられた結果、完成したとのことです。特に、商品の外観は透明なアクリルケースに収められているかのような印象を与える工夫が施されています。

箱を開ける瞬間の喜び


梱包箱は「初めて持つ楽器」の外見を彩り、購入者にとって特別な体験を提供します。箱を開いた瞬間に感じる期待感や喜びは、長い時間を共に過ごす「相棒」を迎え入れる心の準備を整えるための重要な要素です。このデザインは、購入後も大切にされる楽器としての存在感を強調する役割も担っています。

環境への配慮


ヤマハのデザイン刷新は、環境への思いやりを強めるものとしても評価されています。印刷方法をフルカラーのオフセット印刷から水性インクを使用したフレキソ印刷に変更し、これにより揮発性有機化合物(VOC)の排出を大幅に削減しました。印刷面積も減少し、使用電力も抑えられています。また、再生紙を100%使用することにより、持続可能性への取り組みが具体的に反映されています。

ヤマハのデザイン哲学


この受賞を受け、ヤマハの坂本仁部長は「デザイン力とサステナビリティへの取り組みが評価された」とコメントしています。また、川田学所長は「社会の価値観が変化する中、魅力的なデザインを追求していく」と意気込みを示しました。ヤマハは今後もお客様に感動を届ける製品とデザインを生み出し続けていくことでしょう。

今年のPentawards受賞は、ヤマハのブランド力と技術を示す大きな一歩であり、これからの未来に向けた期待が膨らみます。持続可能な楽器作りの一環として、引き続き高品質なデザインが求められています。

まとめ


ヤマハの管楽器エントリーモデル向け梱包箱の金賞受賞は、デザインと環境への優しさを両立させた素晴らしい成果です。これから楽器を手にする多くの方々に、その魅力を届けることが期待されています。楽しさと感動を与えるヤマハの楽器が、サステナブルな未来へと向かう道を照らしていくことでしょう。


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